2012年3月3日 フロント廻りの大幅な改造のため鈴鹿のプロショップに愛姫ちゃんを預けることにしました。かなりの時間と費用を要する改造・・。5月20日には車検がやってくる。それまでにどうしてもフロントの改造をしたいと思っていたのです。いわゆる念願のフロント改造。

下にフロント廻りの大幅な改造の目的について少しお話します。

ちょっと長いけれど我慢してね(爆)
Stage141 2010年2月27日 ドナー君からZX-4の前後足廻り一式を移植しました。フロントはステム毎、リアもスイングアーム毎交換だったから当然のこと移植はうまくいきました。
Stage145 2010年3月22日 問題はその先、リアホイールはとってつけた内容だったのです。

この時点でフロントはZX-4の17インチ3.0Jのホイール。リアは修復不能なZX-4の18インチ4.0のホイールを装着していました。
Stage146 2010年3月26日 東京はササキさんがこの状況を見られて、お手持ちのZXR400の前後ホイールを送付して頂く事になりました。

ZXR400のフロントは17インチ3.5J、リアは17インチ4.5Jのホイールでした。本当に嬉しかった。どうしてもこれらの足を組みたいと決意しました。
Stage149 2010年5月1日 ZRX400乗りである岡山はそーさんと、兵庫のワラさんが松阪に遊びに来ました。初めて見る足廻りのカスタムに、喰いいるように写真を撮り続けていました。

例えばフロント。ゼファー400カイ、ZRX400、ZZR400、ゼファー750、これらはフロントフォークピッチも広いし、アウターブーツのキャリパーピッチも55ミリで(ZX-4は45ミリ)全て同じであって、様々なキャリパーがチョイス出来る事を始めて知ったのです。
ワラさんのNSR250のキャリパーなんて写真で見て何回オシッコちびったことかな・・。

NSR250のNISSIN製のキャリパーもNプロジェクトさんのキャリパーサポートを利用することで難なく装着可能になっちゃうんですよね。

ZX-4のアウターブーツとは無縁の世界だったのです。

45ミリと55ミリ、たった1センチの話なのに。
こちらは岡山はそーさんのブレンボ。40ミリピッチと言われる汎用規格。55ミリのZRX400のアウターブーツ→40ミリピッチキャリパーサポートを装着。ZRX400の場合、こうすることでNSR250のキャリパーでもブレンボキャリパーでも実現可能になる。

ゼファー400カイ、ZRX400、ZZR400、ゼファー750のトリプルツリーそして、これら41パイのフロントフォークなら様々なメニューが選べる事を知ったのです。

当然の事ながらやりたい!と夢は膨らみました。
Stage151 2010年5月8日 伊勢のまっちゃんのファクトリーでササキさんから譲り受けたZXR400の前後ホイールは塗装されていきました。

まずはリアホイールからはじめました。チェーンラインはアキヤマ先生にハブを追い込んで頂き、装着の為の準備が続いていきました。
Stage152 2010年5月16日 こうして沢山の友人の協力を得て、ラパイドさんでリア足廻りは無事装着されていきました。

こうしてリア換装が実現に至ったのです。
Stage156 残された塗装済★ZXR400フロントホイール。

ZX-4は3.0JでZXR400は3.5J。

120のフロントタイヤを装着したいという夢。どうしてもこの夢を達成したいので様々な計測が開始されました。
ZXR400のフロントホイールに装着されたディスクピッチは136.6。
それと引きかえ、ZX-4のディスクピッチは113.4。メッサ狭い。これは何を意味するのか。

ZX-4のフロントフォークピッチは狭いのです。つまりは、ZX-4の狭いフォーク間で狭いホイールが廻っていたのです。ZX-4はディスク板もオフセットの無い平べったいもの。ゼファー400カイ、ZRX400、ZZR400、ゼファー750のディスクは外側にオフセットされているのです。
2010年5月24日 この謎を見極めたいので、研究材料も兼ねてZRX400フロント廻り一式を手に入れました。
ZXR400のディスク間は136.6に対して、ZRX400は135.5。

1ミリ程度しか変わらない。これは行けると確信しました。
Stage159 2010年6月7日 伊勢のまっちゃんのファクトリーで謎Zさんの手を借りZRX400のフロント廻りにZXR400の3.5Jホイール装着のシミュレーションが開始されました。
結果はZXR400ホイールの厚みが非常に厚くて、メーターギアを持ってくるとホイールセンターが出ない事が解ったのです。たとえフォークピッチ幅の広いZRX400のステムを用意しても、ZXR400の幅の広いホイール装着はメーターギアの厚みでセンターが出ない。

この時メーターギアを5ミリ削らないとセンターが出ないことを知りました。

岡山のそーさんや兵庫のわらさんが行っていたカスタムの奥の深さを思い知らされた瞬間でした。

こうしてZXR400の3.5Jのフロントホイール装着を断念しました。
まとめるとZXR400の倒立フォークのピッチは想像をはるかに超える幅の広さを誇っていたのです。それかZXR400のメーターギアが超薄いかです。

調査の結果はもう少しのところでした。私にはメーターギアを削る勇気はなかったのです。

こうして私のマシンのフロントはZX-4の3.0Jのホイール維持という形で進んで行ったのです。
Stage168 2010年9月5日 伊賀に行ったときのりぞー!さんとお逢いしました。のりぞー!さんのZRX400にはZXR400の3.5Jのホイールが装着されていました。

私が断念したメニューを既に実践された方が見えた事に本当にビックリでした。
ZRX400のフォークピッチにどうしてZXR400のホイールがはまっているのかを聞きました。やっぱりメーターギアをかなり削っていました。

でもまだそれでもセンターが出ないと聞きました。内容を詳しく聞きました。

まず、ベアリングはZXR400のシャフトは17パイなので、17パイに変換しないといけない。なのでいろいろ調べた結果、スズキ純正の09262-17034という内径17X外径42X厚み13のサイズのものを使用したとのこと。
そして、追い込みについてはメーターギアを削ったうえで赤いラインが元々のアウターブーツの大きさで、緑のラインがアクスルシャフトのナット、つまり、アウターブーツの内側を削る事によってナットの内側が飛び出てくるので黄色いラインでナットを削ったとのこと。
そして、メーターギヤを削る事でまわり止めもなくなるので、アウターブーツをメーターギアの形に丸く削ってまわり止めの代わりにしているとのこと。

のりぞー!さんはこんな奥深いカスタムを既に自分でしていたのです。

こうしてフロント大改造のプランは固まりました。3月3日に出していつ仕上がるかわからない。でも、フロント120タイヤの夢は確実に膨らんでいきました。
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