2004年春吉日 そんなくだりでスタートしたこのStageですが、もう6年の歳月が流れようとしていました。2010年4月4日に3回目の車検満了日が迫っていました。

もう3回目6年なのかぁ・・。当時はそんなこと思ってなかったけど、何だかこの愛姫ちゃんとも長い付き合いなんだな、そう思いました。

6年間同じバイクに乗ってる人?あなた・・換えてるでしょう(爆)

ね・・・6年はすごく長いんです。今回もラパイドさんにお願いしよう。そう決めていました。毎回車検が、ついでにカスタム状態になっているので、プランを決めないといけない。
まず車検までには足廻りを何とかしたい・・。タイヤがこんな状態では車検はおろかきちんと走れないからである。

そう思いながらヤフオクでZX-4のリアホイールを物色していましたが、もともとタマ数が少ないこと、ゼファー400の格好の換装材料になってきたこともあって、なかなか出てこない。そのうち、ゼファー400カイや、ZXR400のホイールをウォッチリストに入れて眺めていました。
ゼファー400はたくさんあるけれど、フロントフォーク41パイのカイの足廻りの少ないこと少ないこと・・。

さてさて、いよいよ残りの日がなくなってくる。

今回の車検はZ400FXの足廻りに戻そうか・・。そう思い始めていました。
2010年3月26日 東京は佐々木さんから

ZXR400の骨と足は庭に転がっています。。。
よろしければど〜〜〜〜〜〜〜ぞ!

というお知らせを頂きました。東京の佐々木さんはZ400GPのヘッドを割ってしまった時もGPz400Fのヘッドを東京から送付してくれたアキヤマ先生の友人。久しぶりだったし、ここでも9回裏2アウト満塁で(別に満塁でなくてもいいんだけど)起死回生のお知らせに、倒れそうなほど嬉しかった。オシッコちびりまくり。これは元に戻す訳にはいくまい・・。そう決意しました。すぐにお電話をして送付して頂くようお願いしました。
2010年3月27日 車検まであと8日・・。この日はいよいよガレージも非常に狭くなってきたのでドナー君を解体することにしました。
この2週間で随分オシッコちびっていました(爆)

スプロケシャフトのところからオシッコは漏れていました。スプロケを着けてあげたらオシッコ漏れはとまりました。



ギア型のアテントかっ!
Z400FXのノーマルキャブを外すのは久しぶりでした。結構硬いんですよね。エアクリーナーボックスも長いこと見ていなかったので何だか新鮮でした。
この日の昼にはエンジンは降ろされ、夕方には骨組みだけになりました。エンジンの重さに私の残りエネルギーは10%に。

腰が痛い・・。またやってしまうかもしれない・・。
今まで長くZ400FXに乗ってきて、いろんなZ400FXも見てきたけど、初めて見る純正部品。

これはパーツカタログによると 13169-1114 バッフルプレートという名前のパーツらしい。もちろん、もう欠品部品である。私の愛姫にも最初からついていなかった。ふたつビス穴が空いているし何かな〜?と思ってたんですけどね。シートの下に隠れているから、今まで出逢った方で、ついている人もいたと思いますが、初めて見たパーツ。初めて出会うZ400FXパーツにかなり新鮮に感じました。ところで、このパーツ、何が目的で作られていたのかな?熱い空気吸わない為かな?よくわかりません。あってもなくても走る。それがKawasakiスピリッツかな〜。
こうしてドナー君の骨格はガレージから運び出されていきました。

さようなら、ドナー君。
2010年3月28日 車検まであと7日。この日は朝からちょっと走ってきました。やっぱり朝は気持ちいいなぁ。エキパイ横のエンジンハンガー(三角)をメッキから黒に変更しました。いい感じになりました。

エンジン側のボルトも総長さまに頂いたヘキサにしたかったのですが、ナットが厚くてエンジンにはまらないので断念。ナットを薄くする必要がありそうです。
この角度から見ると非常に小さく見えますねぇ。

「あ・あかん、車検まで日がないのにワシ何してんねん。」

この時点でリアホイール以外にまだまだ課題は残されていたのです。
ひとつは車検がらみ、スピードメーターが動かないということ。てっきりワイヤーだと思い、新品のZX-4のワイヤーを注文しましたが、新品届くもZX-4はセパハン設計なので今回装着を試みるも長さが3センチ程足りない(爆)

またやってしまった。
すぐさま解体屋ジョージ君のお店で、ゼファー400のスピードメーターを見せてもらいました。

形同じ。

流用可能。
長さも5センチほど長い。早速ゲット。
これでようやくメーターが動くと思いましたが、まだうんともすんとも動かない。

「メーターギアがやられてるんか!」

結局ヤフオクで使えないワイヤー付きZX-4メーターギアを1000円で購入することに。これで我が家には使えないZX-4メーターワイヤー2本が・・。

モンキーで使用しようか・・。みたいな。
あと、車検には関係ないんだけどハンドルストッパー。ZX-4のトップブリッジとステムを流用したので、ハンドルストッパーが無い。ドナー君のフレームにはゼファー400と同じ位置にストッパー溶接がされていましたが、私の愛姫ちゃんにはもちろんそれが無い。
ステアリングを思いっきり深く切ることはないんだけど、もしも切ればフロントフォークのインナーにアールズのステーがヒットして傷がつく。そこでステアリングダンパーにこの機能をさせてあげようと思い、ヤフオクで

【CB250T CB400T CB250N CB400N用ステアリングダンパー】

を発見し、3900円でゲット。まぁ、これならエッチビデオと一緒くらいの値段だし、失敗してもいいか〜という感じ。
あと、キーボックスがZX-4のトップブリッジに装着不能。というより、ZX-4とZ400FXのキーボックスは同じ形状なのでZX-4のトップブリッジをZ400FXに流用した場合は装着不能というのが正しいですね。

Z400FXのトップブリッジとよく似たものはついていましたが、距離が近すぎてハンドルが切れないんです。
とりあえずビスを1個だけ止めて、運用してきました。ここで、ドナー君についてどうして私のにはつかないのか疑問に思いました。

よく見るとドナー君にはフレーム側のキーロック用ストッパー溶接が無かったのでした(爆)

キーロックをすると、ボッチがでる。そこに当たるキーロック用の溶接がドナー君の首根っこには存在しなかったのである。
ふと、ウエダレーシングのトップブリッジはどうなってたか外したフロント一式を確認しに行きました。

これだ!と思いました。セパレート式。これをZX-4のトップブリッジにビスでもんだら行けると確信しました。

これで残る課題は足廻りだけになりました。
2010年4月1日 嫁さんから電話が入りました。
「父ちゃん、なんだかたくさんエッチビデオ届いたよ!」
「エッチビデオ〜?確かにネットで買った事あるけど(爆)最近買ってないよぉ〜。何?何?エイプリールフールもええ加減にせいよ〜。」
「たくさん!もう、父ちゃんたらっ!」
「まぁ、置いておいて。」

家に着くと・・・
ほ・・・ホイールやん!
18歳未満厳禁っ!

で・・・出たっ!!

佐々木さん〜無茶苦茶や〜(爆)
ホイールを出してみる。ふ、太っ!

この時点でおしっこちびっていました(爆)
エッチビデオの箱も開けてみました。

「キ・・・・・キスアームやん!」
「キ・・・・・キャリパー、トルクロッド、両シャフト、前後ホイール・・・・・・これ、エッチビデオよりすごいやん。 ZXR400 L型足廻り一式やん!」
今を遡ること6年前、2004年7月に、ZRX400足廻りを装着しようと18000円の投資をして作成したピポットシャフトカラーの事を思い出しました。18000円の理由は一体ものだからとか。日本鋼管の近くの工場でした。精度が出ずに何度も作り直してもらったものの、ブレーキの支柱が当たって結局は断念したのでした。
そのカラーを5年半ぶりに倉庫の片隅からひっぱり出しました。ZRX400の純正カラーは生鉄なのでメッサ錆びていました。
でも特注カラーは6年の歳月の中で、純正カラーに守られていたようなのです。

生鉄なのに、とても綺麗な保管状態。
今から考えると、この肉厚のまま、1本モノでよく製作してくれたものです。

神技としか言いようがない。
はめて見た。

キタ━━━━(Д゜(○=(゜∀゜)=○)Д゜)━━━━━!!
6年前の投資が無駄にならなかった瞬間でした。

サブつぼでした。

ゼファー400のドライブシャフト17パイに対し、ZXR400が20パイ、この3ミリのベアリング調整、ディスタンスカラー調整を考えると、、スイングアーム毎換装も選択肢にあげる事が可能になった瞬間でした。
ドナー君から抜いたピポットシャフトを指してみる。

寸分のガタもない。いい感じです。
同日、ステアリングダンパーも到着しました。
CB250T CB400T CB250N CB400N用ステアリングダンパーというだけあってか、エンジン側のステーの形状が特殊な形状をしていました。おそらくフレームに装着するのかな。
ステダン取付けボルトが曲がっていました。
先日鈴鹿さんにガレージY・Kに連れてって頂いたとき貰ったステダンエンジンヘッド取り付けステーを装着してシミュレーション。

アールズオイルクーラーぎりぎり。ハンドルストッパー代わりになるかどうかはわからないけど、ひょっとしたらいけるかも。
これがNHKステアリングダンパーのパーツ一式の画像。確かにこのパーツだと思いました。
装着するために、カラーを準備しました。
2010年4月3日 車検まであと1日。朝からZXR400ホイールを磨いていました。横に置いて見ました。

「タ・・タイヤの外径こんなに違うのか。」

140/70/18 と 160/60/17 一緒くらいだと思っていたけど、4〜5センチは高さが低い。

これはかなりリア下がりになる事が予想される。このあたり、結構検討しないといけないかも・・と思いました。
ステアリングダンパーの装着にかかりました。

カラーの高さもばっちり。
右左ちょうどいい位置で止まるよう微調整を繰り返し、ハンドルストッパーの役割を果たすことが出来ました。

「・・・・・・・・・。」

でも何だか違います。

朝の9時からジョージ君のお店に旧車を見に行くことに。
「ジョージ君おはよう。」
「まっちゃんさん、めっちゃ早いっスね。」
「ダンパーってこのつけ方でいいの?」
「何だかおかしいっスね。ウチにステダン付いたナナハンFXあるっスから見ていってください。」
「そうか〜、ブラケットはフォークの内側につけるんやな〜、なるほど。」
「角度でるっスからこの方がいいっスよ。まっちゃんさんの事だから、ダンパー機能使わないっスよね。」
「な・何で解ったん?」
と言うことで内側に。メッサいい感じになりました。
NHKのムラサキエンブレムがいい感じ。
受信料払いたくなります。

上から見るといい感じでしょ!
夕方ラパイドさんに前後ホイール、スイングアームを運びに行きました。

「松崎さん、今回もたくさん持ってきましたね〜。何ですかそれは。」

「XJR400、ゼファー400、ZXR400のスイングアーム3本、ZXR400ホイール前後です。」

「今回はどうしましょうか?」
大将も前後バランスを懸念していました。あわてず、いつかはZXR400スイングアームにする、まずはじめはゼファー400スイングアームにZXR400のホイールをはめてみることにしました。
今回のプランは

1.ゼファー400スイングアームをそのまま使用
2.ZXR400前後ホイール使用
3.ベアリング打ち換え
4.センター出し
5.ハブ追い込み
6.カラー作りまくり・・
7・エキセンひっくり返し
8.出来ればキャリパーZXR400使用
9.負圧ホース取り付け

こうして、明日4月4日の車検を迎えることになりました。
ナオちゃんから電話が・・。
「ひでちゃん、明日ラパイドから家まで送ったるで、行こに〜!」
「ワシ、疲れています。」
「行こに〜!中村君も来るで〜。」
「ワシのタイヤ破裂します・・。」

中村君から電話が・・。
「まっちゃんさん、明日、行きませんか?」
「夜まで考えさせて・・。」
「お待ちしています、楽しみにしています。」

車検満了日。インチキレーシング。岐阜薄墨桜ツー。
ところで車検満了日に走っている人いますか?
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