2010年6月7日 この日は会社の仕事を終えてから伊勢のまっちゃんさんに電話をしました。

「今、謎Zさんお店にいますよ。」
「ナオちゃんの終わってばっかりなのに?」
「はい。」
「今から行きますわ〜(爆)」

ある意味、ナオちゃんの出てこいさ〜!よりも、今から行きますわ〜!の方がきつかったりする?
その1で書いたように、全ての計測は終了していました。残された課題は、ZRX400のフロントフォーク&ステム一式に、ZXR4003.5Jフロントホイールを仮で実際にはめて、ホイールセンターを出すことにありました。

「ZXR400のメーターギアが手に入らない現状では、実測でセンターを出せばいいでしょう。」

「す・すいまsでん。」

こうして、実際にホイールを仮ではめて左右のクリアランスを計測する事になりました。
「まずは、ZRX400とZX-4のメーターギアの肉厚が同じだから、メーターギアをはめた状態で見てみましょうか。」
こうして、ZXR400のメーターギアをはめたまま、フロントホイールを装着してシミュレーション。
「右側のディスクが右側のフォークに当たるほどホイール自体が右側に振っていますね。」

「メーターギアは結構な厚みなのですね。目で見ても解ります。」
「Z400FX-E1〜E3のリアホイールのカラーが外寸でダストシールともピッタリだったはず。今度は右側から攻めてみましょう。」

「そうしましょう。」
「これは、偶然の話だけれど、結構ピッタリ来てますよ。」

「Z400FX-E1〜E3のカラーですか?」

「そうそう、まっちゃん、右左見てみて。」
「目視では、同じ幅に見えますね。」

「そうなんですよ。メーターギアを抜きに話をすれば、左右同じクリアランスに見える。」
偶然のような嘘のような話でした。ZXR400用の530のスプロケを探していた時、E4のスプロケが出てきてビックリしたことがありましたが、ZRX400のフォークにZXR400のフロントホイールを装着しようとして、Z400FX-E1〜E3のリアホイールのカラーがドンピシャという事実に、


はい・・・・・・・・。


おしっこちびり。
右側ローター外側ととキャリパーサポート外側の距離を計測。
41.3ミリ。
続いて左側ローター外側ととキャリパーサポート外側の距離を計測。
41.6ミリ。
このZ400FX-E1〜E3用のリアカラーが大きな役割を持つことになったのです。

「あとはZXR400のベアリングを用意して、シャフト20→17パイのカラーを製作することと、ZRX400のディスタンスカラーを短くしてZXR400のディスタンスカラーを製作すること、そして、メーターギアは5ミリカットすれば寸法はピッタリ合うでしょう。」

果たして、メーターギア5ミリ追い込みは可能なのだろうか。そればかり考えていました。
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