2010年9月5日 この日は「ホルモンor土手煮定食満喫&日テレベレーザ岩渕選手見れるかもしれないツー」開催の日。名前長すぎ。

★★スケジュール★★

10:40 R23松阪小舟江町北ミニストップ集合
12:00 名阪上野ドライブインで死ぬほど美味しいH&D定食満喫
13:00 伊賀FCくノ一の試合観戦

BBSにプランを書くも全く反応が無い(爆)企画倒れだ・・。この日は朝から奉仕作業で草抜き。残りエネルギー20%、時計を見たら10:25。やばい、遅刻する・・。慌てて10:40にミニストップに向かうと、ナオちゃん、謎Zさんがいました(爆)
「おはようございます。謎Zさんも来てくれたのですね〜。」
「あの人に誘われたら断れないでしょ。まっちゃんも昔からの付き合いだから解るでしょ。」
「ひでやん〜!偶然やなぁ、どうしたん?こんな時間にミニストップで。」
「なるほどなぁ・・。」
「ひでやん、今日は暑いからエアコンかけて皆で車で行かない?」
「そんなん、ホームページで書けるかいな。」
「そんならひとりで伊賀上野まで行っておいない。僕ら2人は鈴鹿の南海部品までパーツ買いにいくから。」
「それいいなぁ、コラァ!フロントの調子も見たいし、行こに。」
「そんなん、自分ひとりで行ったらええやろー!」
「後ろから見てさー!頼む。お願い。」
「まー仕方ないわ。後ろから見ててコメントしたらええんやな。」
「おおぉ〜!来てくれるか〜。」
ということでツー参加者は合計3名確定(爆)

よく見ると、ナオちゃんのセパハンはハリケーンからSANSEIに変わっていました。

「ナオちゃん、SANSEIセパハンの様子も見に行かないとね。」
「はいはい・・。」

そうして10:50 3人で長野峠に向かいました。
この日はフロントサスの動き、フロントラジアルタイヤの喰いつき、前後車高バランスの様子を見るために、直線はゆっくりと、コーナーだけ少しハイペースで走りました。

感触として前回と変わったところ。

1.思い通りのラインに行く。
2.しっかりグリップしている。
3.コーナー中ロードギャップを吸収している。
4.よく寝る。

全部最後に「ような気がしました。」をつけてくださいね・(爆)
前章にあるように、フォークセッティングはスプリングもシートパイプも何も変わっていない。換えたのはフォークオイル&シール類とフロント位置とラジアルタイヤだけ・・。これだけで、こんなに変わるのか・・というのが実感です。

コーナー直前、フロントブレーキをかけたとき、以前はガクンッと沈み込んで、リジットサス状態のまま、古くて硬いタイヤで行き先を模索してた感じでした。これだとコーナー中に少しでもロードギャップを拾うものなら、ハンドルが暴れだし、どこに行くか解らずどうしようもなかったのです。

この日はコーナー直前でブレーキングしてもフロントの沈み込みはスゥ〜とソフトで、そのまま次のプロセスのリアブレーキで下げてナチュラルに寝かしこむという感じに。
最初は慣れなかったけど、そのうちこの挙動に慣れてきて、コーナースピードを徐々に上げていきました。

まだまだ行ける・・。前後バランスもいい・・。そんな感じでした。

ラパイドの大将がバイクはフロントで操縦性が決まる・・と言ってたその通りでした。私はZ400FXノーマルフニャフニャ足廻りからはじめて、WP強化スプリング換装、そしてZX-4のフォーク、最後にOHと変化してきたので、それらの大切さが本当に身にしみて解った瞬間でした。

あと、中味の仕組みが解った事も大きいです。
11:34 中瀬IC下エネオス山文に到着しました。

「まっちゃん、今日は前回の長野峠とは違って随分気持ちよさそうに走ってましたね。後ろから見ててすぐに解りました。FXの挙動離れしてましたよ。スッと寝かしてブルブルせずにそのまま立ち上がり加速・。安定していました。」

「謎Zさん、今まで体感した事のない感触です。ガツンッとこないし、スゥ〜って入るし、思い通りのラインで走れるし、全体的にとても安定しています。いい感じですよ。」

「切れ込んだりしないかな?」
「切れ込みはないです。フォーク延長キットが入ってたときはコーナー中、コジながら走ってて、どこに行くか解らなかったけれど、コジる事も切れ込む事もありません。素晴らしい足を得ました。本当にありがとう。」

「良かった!メカニック冥利に尽きますね。」

「ラジアルもこの6年で初めてなんですけど、ゴツゴツしないし、よくロードにへばりついています。今までが今までだったからよく解ります。」

「走り込んで行くうちに解るようになってきますよ。バランスはどう?」
「実は以前と比較してちょっと前下がりだと思ってたのですけど、乗ってみると全然OKですね。ちょっとずつ上げていって様子を見ようかと思ってましたけど、そんな必要ありません・という感じです。」

「ひょっとしてベストなのかも・・。」

「私は今日は一切ハングオンせずリーンウィズ(死語・爆)のままなんです。滑っていたものが滑らない、振れていたものが振れない、コジていたものがコジなくていい、とても気持ちよく走る事が出来ました。これがバイクなんだって。」

「そう言って頂けると嬉しいですけど。」
「滑り倒してたFXノーマル足廻りの方が面白かったけどなぁ。」

「なんやねん!どっちやねん!」

そんな会話を続け、そろそろ昼食の時間が迫ってきました。

「そろそろホルモン食べに行きましょうか。」

「行きましょう。」

そうして11:40に出発。
名阪国道に合流。もう9月だというのに考えられない暑さ。特に照り返しがひどかった。油温計を見ると102℃になっている。巡航でこんな油温なら救いようがないなぁ・・。

3回目の車検時に、KZ550のクラッチハウジングを装着してハイギアード化したものの、リアホイールが17インチになって外径が相当小さくなったため、5000回転で105キロしか出ない。つまりぬわわキロ出すと相当うなっている。

フロントスプロケは現在ドナー君から受け継いだ16丁。リアは39丁。
現在調査中ですが、販売中のもので最大は530フロント10ミリオフセットスプロケで17丁、リアは最小で38丁。PMCさんからフロント18丁も出ているようですが、Z400FXのフロントスプロケット廻りにあるガイドにスッポリはまるかどうかはやってみないと解らないのであった。

でもそうしていかないと、この先、高速巡航、楽チンな遠出は望めない・・。

ゆっくり走り続ければいいのですけど・・。
11:49 この日は2人とも抜いていかないし非常に不気味。

何か、昨晩変なもの食べたのかな?
いよいよ名阪上野ドライブインの国際秘宝館の様な屋根が見えてきました。

話によると、名阪国道開通と同時にオープンしたドライブインであり、当時は物珍しさ故にテーマパーク的な賑わいを見せていたのだそう。
そう考えると、デザインが非常にレトロなんですよね。

情緒があっていい。
11:52 名阪上野ドライブインに到着。

そこにはどこかで見たような真っ赤なZRX400が停まっていました。
「まっちゃんですよね・・。」

「は・・はい。」

「憶えてますか。5年前になるかな?」

「ひょっとして、のりぞーさんですかぁ。」

「そうです。ご無沙汰しています。」

「うわぁ、懐かしいなぁ。」
「大阪の南港にひで★愛媛さんを迎えに行ったとき以来ですよね。まっちゃんのFXはまだフルノーマルで赤かった事を憶えています。」

「フルノーマルですかぁ。随分昔ですね〜。懐かしいなぁ。今日はどうしてこちらに・・?」

「はははは。ネット見ててね。今日この時間に、ココに来るのかな・・と。」

「ありゃ〜!嬉しいですね〜。」

「はははは。ずっと乗ってなかったんですけどね。2ヶ月前に車検入れまして・・。」
「そうなんですか〜。このマシン、やっぱりあの有名な赤い彗星だったんですね。かなりオーラが出ていますよ。」

「あれから随分変わりましたよ。ホイールとかラジエターなどなど。」
時は遡り、2005年3月19日 Stage018で大阪南港にひで★愛媛さんを迎えに行ったとき、確かに私のFXの後ろに赤のフルBEET仕様のZRX400が写っています。
今は無いけれど、のりぞーさんは当時ホームページを運営されていました。面白いホームページであったこと、そして私は当時このフルBEET・赤い彗星の威圧感に圧倒されていたのでした。久々の再会にとても嬉しくなりました。

「のりぞーさんお食事は?」

「まだなんです。」

「ご一緒しましょう。」
12:00 昼食タイム。ナオちゃん、謎Zさんはホルモン定食を。
「お兄さん、ご飯大盛りにしておきましょうか?」

「いえいえ。大丈夫です。」

で・・・この大盛り(爆)
相変わらずホルモン定食は美味しそうね。
私とのりぞーさんは、アキレス腱が美味しいと評判の土手煮定食を注文しました。さて・何時間煮込んでいるのでしょうね。とても柔らかくてジューシーで美味しい・・。ここ「おすみ」さんの定食は何でも美味しいと実感しました。

食事中にのりぞーさんといろいろお話をしました。

「ずっと乗られてなかったのですね。」

「はい。BEETのライトホイールをゲット出来たんです。それからまた火がついちゃって・・。」
「BEETのライトホイールって、ZXR400の?」

「そうなんです。あとはカムさえBEETに換装すれば完全なるフルBEET仕様ですね(笑)」

「そうなんですかぁ。のりぞーさんは大型に行かないのですか?」

「こいつで十分ですよ。愛着というより溺愛ですからね。」

「いいお話ですね。素晴らしいお話です。」

みたいな会話が続きました。
それから店の外に出て、いろいろと観察をさせて頂きました。
「ラジエターがかなり大きいですね。何用のでしょう、Ninja用ですか。」

「何用なんでしょうね。いいなぁと思ったものをとりあえずゲットして着けただけですね。」

「随分冷えますか?」

「そうですね〜。それまでは夏はファン廻りっぱなしでしたけど、今は85℃でずっと安定していますよ。とてもいい感じですね。」
今までZRX400にこんなに大きなラジエターは見た事がなかったのですが、かなりマッチしててカッコ良かった。

素晴らしい加工装着技術。
「こちらがBEETのライトホイールですか?」

「そうですね。ZXR400のものです。」

「実はちょっと前に同じメニューで格闘してたんです。ZRX400のステムにフォーク、そこにZXR400のホイールをはめる事は、カラーの追い込み、ベアリングに内径17が無いこと、メーターギアを5.5ミリほど追い込まないといけない事が解って、結局諦めてしまいました。」

「確かに大変でしたね。」

「のりぞーさん自らの手でされたのですか?」
「そうですね、サンダーで削りました。基本は長いものを探して削るだけなんですよ。」

「メーターギアも?」

「そうですね、ザクッと行きましたね。」

「ベアリングはどうされたのです?」
「ご存知NTNなどベアリングメーカーにはこのZXR400のホイールに入る内径17のベアリングは無いんですよね。存在しないんです。普通ベアリングメーカーに無かったら諦めますが、ここでめげずに他のバイクに装着されているベアリングの外径、内径、厚みのデータを調査し続けました。結局求めるものと全く同じものは無かったのですが、ニアーなものなら存在するんです。そしてそれをチョイスして加工していきました。」

「すげーっ!」

「いえいえ、ニアーなものなら加工は少なくて済みます。ただそれだけなんです。基本は長いものを削っただけなんですよ。」
のりぞーさんはラジエターの件も含めて、これはいいと思うパーツはとりあえずゲットして、あとは試行錯誤と調査研究と感性・センスで何とかつけてしまうというお方なのでした。

「キャリパーサポートも自作ですか?」

「いえいえ、キャリパーサポートは強度とかの問題もあってメーカーものですね。でもディスクピッチがZRX400とZXR400とでは異なった為、アウターブーツのキャリパー取り付け部分はザクッと行きましたね。」

「うわぁ・・・。またザクッと行きましたか〜。」
以前にラパイドの大将がゼファー400にBEETのライトホイールを装着された経験があって、フォークブーツのキャリパー取り付け部分を削った事があると言ってた事を思い出していました。

のりぞーさんはそれを自分でやってしまうという・・。

凄い・・。究極のプライベーターです。

ちょっと尊敬してしまいました。
この部分ですね。

以前にStage156でZXR400とZRX400のディスクピッチをノギスで計測した事があります。確か1ミリ程度の差でした。多分、1ミリの世界が大きく変わる世界。微妙なものなのだと思いました。

しかし、自分でやっちゃいますかね。

脱帽です。
リアも、もの凄い迫力でした。
ZXR400のホイールデザインでこのカラーリングの眩しい事。

ジャッキがあったら交換したいなぁ・なんて(爆)
タイヤも考えられない様な減り方をしていました。
「のりぞーさん、リアキャリパーサポートのカラー、俳句みたいになってますやん。」

「は?俳句?」

「カラー・サポート・カラー・カラーみたいな・・。」

「はははは。うまい事言いますね〜。これはゼファー用のブレンボ用リアキャリパーサポートだからZXR400のホイールに装着しようとするとそうなっちゃうかな。なにせ、現物合わせと、基本長いものを削る、それだけなんですよ。」
インリッチアーム・・。素晴らしいデザイン。

「トルクロッドの位置がおかしいのか、リアはブレーキかけるとクゥ〜って変な音がしますね〜。別に気にしないけど。」

「気にされないんですか。」

「面白いのはトルクロッドちぎれた事があって、そのままキャリパーサポートがぐるリンと前に廻った事がありますね。」

「廻っちゃったのですか?」

「そうなんです。針金で引っ張って、リアブレーキかけずに家まで帰りましたね〜。」

「のりぞーさんも結構失敗談ありそうですね。」

そんな楽しい会話が続いて時は過ぎていきました。

「そろそろ試合が始まります。」

「行ってらっしゃい♪」

「ナオちゃん、謎Zさん、行かないの?」
「こんな暑いのにスタンド行ったら死ぬわ。僕たち2人は鈴鹿に買い物に行くから・・。」

「朝言ってたの本当だったのね・・。」

「の・・・。」

のりぞーさんの方を見たけれど、皮パンツはいてるのに誘って熱射病になっても大変だから、お誘いするのは諦めました。

「のりぞーさん、じゃぁ、行きます。」

「まっちゃん、また掲示板に書きますね。」
「よろしくです。今日は楽しかったですよ。また逢いましょう。」

「私も楽しかったです。また逢いましょう。」

そうして3人と別れました。

13:00 上野運動公園に着きました。

試合が始まろうとしていました。
今回のツーのお題である相手チームの日テレベレーザには岩渕選手がいました。10番をつけていました。
1993年生まれだとか・・。今が2010年だから・・。息子とそんなに変わらないのでした(爆)

でもドリブルのスピードがもの凄く速くてうまくてびっくりしました。おそらくこれからの、なでしこジャパンを引っ張って行く逸材になるでしょう。
試合はさておき、後半30分を過ぎて雷の音がどんどん近づいてくる。

ゴロゴロゴロ・・・。
昨年10月にくノ一さんの応援に来て大雨に遭遇しバイクのコンディションを悪くさせた事を思い出していました。

ここ伊賀上野は天候の移り変わりが激しいんですよね。ちょっと気を抜いていると雨は降るは雪は降るわで。

盆地だからかな、夏は非常に暑いし、冬はメッサ寒いし。
後半40分を超えると次第に雨があたりだしました。

「こ・・これはヤバい。」

14:47 試合終了と同時にスタジアムを後にしました。

ポツ・・・ポツ・・・ポツポツポツ・・。

来たっ!逃げろ〜。
必死で名阪国道を津方面に。
走行後5分程度でようやく雨がおさまりました。

雲のスピードより速く帰るぞ!
伊勢自動車道を走っている時に伊賀上野方面を見ると真っ暗。そしてこちらに雨雲は迫ってきていました。

「ほぼ同時に東に走っているんだなぁ。」
15:40 嬉野ICを降りて、伊賀上野の方面を見る。

真っ暗・。

大丈夫・。間に合った・・。
15:50 家に着きました。

今回は長野峠フロント調査あり、美味しい土手煮あり、のりぞーさんとの再会あり、サッカーあり、雨から逃げ・ありという濃いツーになりました。

忙しい中来て頂いたナオちゃん、謎Zさんありがとう。そしてのりぞーさん楽しかったです。

ありがとうございました。
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