2014年4月24日 いよいよ Stage001 Z400FXにリターンして10年経過しました。前半戦は故障に続く故障のためメンテナンスに明け暮れ、その後煙の出るエンジンを何とかして、足廻りは旧車Z400FXの良さであるフロント19、リア18という基本をおさえつつ、おとなしいカスタムをしていました。
Stage137ドナー君が我が家に来てから私の愛姫ちゃんのコンセプトは【80's後半の安価高性能なレーサーレプリカパーツをふんだんに流用し、走りを追求したZ400FX改。】になっていきました。ここから本当の意味でやりたい事が見つかったような気がします。
改めてStageを読み返すと、とてつもない遠回りをしてきました。でも振り返ると、とても楽しい10年でした。これから先もこのコンセプトは変えません。このマシンで行きますし、楽しいですし、カッコいいしね・・。様々なカスタムを見ながら、参考にするところは参考にして行きましょう。
そう考えると、今の愛姫ちゃんの中で気に入らないところは、スイングアームなんです。簡単に言うと、長いのです。リアタイヤがテールよりもかなり出ている。フェックスはやっぱり短いアームに収まった大きなタイヤがフェックスらしいかな?そしてこのエキセントリック・・。
とても短くて太くてエキセンの無いZXR400のキスアームを装着したい・・。このアームに180タイヤを履きたい・・。先はとても長いだろうけれど、今回キスアームとあわせて様々なタイヤをチョイスできるリアタイヤ180化計画を立てることにしました。

今回もワイセコエンジンへの道と同様、メッサ時間をかけて地道に進める事にしますので其の7位までお付き合いいただきますよう(爆)
リアホイール換装計画は、実は今を遡ること10年前、2004年7月に、ZRX400足廻りに換装しようと18000円の投資をして作成したピポットシャフトカラーがガレージに存在するのでした。
ZRX400用に作成したこのカラーが、ZXR400のピポットシャフトに偶然ピッタリだったことは Stage146 にも書きました・・。つまりは、ピポットシャフト関係は既に解決済みなのです。偶然にもグリスを塗っていたので10年経過した現在も生鉄は綺麗な状態だったのです。
よって4年前、2010年3月に東京は佐々木さんから頂いたZXR400キスアームに180タイヤが装着出来るかのシミュレーションからはじめます。ですが・・その前にプランです。
1.ZXR400キスアーム装着
2.リアサス受け加工
3.チェーンラインザグリ加工
4.トルクロッド受け加工
5.ZX-9R C型5.5Jリアホイール購入
6.リアハブ・チェーンライン追い込み加工
7.ベアリング打ち換え(シャフト20ミリ化)
8.タイヤ DIABLO SUPERCORSA V2
あ・・・あかん・・ぶっちゃけ、8つもある。

どう考えても資金が足りないわ・・。まぁ、そんな事言ってたら前に進まないからプランを進めましょう。
タイヤのプランはこちらでございます。

180と190しかないってゆーのがいいなぁ・・。

このタイヤ、見ているだけでええわぁ・・。
そしてZXR400キスアームに180タイヤを装着してみえる方のホームページを探します。

お見えでした。素晴らしい。
これまた、トルクロッド受けの加工も、素晴らしすぎて、オシッコちびりまくりーの。YAMAHA純正のSUMITOMOリアキャリパーじゃないですかぁ。すごい流用をされてみえる。素晴らしい!
ZXR400のスイングアームに180タイヤが装着出来る事はわかりました。でも、この方は、カチ上げマフラーだからマフラーとスイングアームを交わして見えるけれど、モリワキショートだとどうなのかは、ホイールセンターを基準にした時にどうなのかは解らないのです。横浜はMCさんから頂いたゼファーカイのスイングアームと、東京は佐々木さんから頂いたZXR400のキスアームを重ねたら右側アウトにどれだけ出るのか解るのかも知れない。気の遠くなる作業だなぁ・・。
そういえば、前回2010年5月、プロショップはラパイドさんで、ゼファー400スイングアームとZXR400リアホイールとの組み合わせで、ホイールセンターを出して頂きました。完全にプロショップの世界の計測です・・。ということは、現在のホイールセンターでどこかに印をつけて(何処になん?)今回装着のセンター合わせの際、同じ位置にすればいいのかな?何処?何処っ?何処を基準にするのだろうか。糸でも張るか・・。

ギリシャ人かっ!
2014年4月26日 ゼファー400カイのスイングアームと、ZXR400アームを部屋にあげて比較。ピポット幅は全く同じですね。
あとはZXR400のアームの方が短いのと180タイヤが装着出来るくらい幅が広いため、特に右側のでっぱりが大きい為、現在5ミリ幅を保つ、モリワキショートとの相性は厳しいものがありそうだなぁ。
この日、ネットでPIRELLI DIABLO SUPERCORSA V2 REAR 180/55 ZR 17 73W TL SC2を調査してみました。新品28800円かぁ・・。ピレリ、凄いなぁ。最初は中古タイヤで、寸法出して、リスク回避した後に装着したほうが賢そうね。180の55なんて中古ないかぁ。

フィリピンパブ我慢しないと(爆)
しかし、このタイヤはカッコいい。これやったら、あかんでも、部屋に飾っておいてもええなぁ(^з^)-☆

問題はサス受けの溶接場所。現在エキセンひっくり返してますから、その位置にシャフトが来るように計算しないと行けません。久々にサインコサイン計算かぁ。そんなもん覚えとるかいっ!
2013年5月23日0:03 ヤフオクでZX-9R★C型の5.5Jのリアホイールを奇跡的に5000円で落とす事が出来ました。この2年間、12000〜18000円の間で負け続けて来ました。木曜日深夜だったこと、ハイフン無しのZX9Rだったこと、C型なのにE型で出品されていた事がラッキーでした。

でもハブも無ければシャフトもありませんので、いろいろ揃えないといけないかも。
2014年5月24日 ZX-9R★C型の5.5Jのホイールが我が家に届きました。
仮で嵌めてみました。ZXR400の20パイのドライブシャフトはごっそごそ。

多分22パイあたりのベアリングですね。これは。
左右のクリアランスが殆どありません(汗)

ホイールの左右で微妙なセンター出そうと思っていましたがこれは無理ですね〜。
しかし5.5Jともなると本当に太いですね。
ちょっと廻してみると、左右の振れもありませんね。塗装も綺麗だし結構いいものを安くでゲット出来たと思います。
そして次の日、Stage257の2014年5月25日を迎えます。

サカキバラさんのNinjaという、ZXR400キスアームでZXR750の5,5Jでピレリ180タイヤというメニューを間近で確認できた事は本当にラッキーな事でした。
「サカキバラさん、当たってるんじゃ?」

「まっちゃん、そこらじゅう当たってるで〜っ!」

やっぱりカスタムはこれですよね。やっぱり右側はカツカツだったのです。これは大きな収穫です。
写真20枚程撮りました。

今からやろうとしている事を身近で観察できたことはとても嬉し出来事でした。一番良かった事はカッコ良かったからです。カッコ良かったマシンをしっかり参考に出来るのです。Z400FXで180や200タイヤを装着したマシンを既に何度か見てきましたが、車輌とホイールのバランスが悪くとても参考にはならなかったのです。このサカキバラさんのマシンはマジでバランスが良くてカッコいい。カッコいいマシンを参考にする・・これは一番近道なのです。
2014年6月3日21:57 ZX-9R(C型)のハブとダンパーを落札しました。
2014年6月5日 ハブが我が家に届きました。
20パイのベアリングとカラーがはまっていました。これ、ZX-9Rのハブじゃない・・・。ZXR400なのかなぁ。すると共通の可能性がある。まぁ、今回装着するシャフトは20パイなので、とてもラッキーだったのかも。
2014年6月7日 続いて外径52★内径20★NTN6304ZZ を2個発注しました。1個397円でございます。

着々と部品を揃えていきます。
あとはこのベアリングとシール。

外径52、内径25っぽい。

今回落としたハブはやっぱりZXR400のものっぽい・・。このベアリングとシールが揃えば、現在のアキヤマ先生に7ミリ落として頂いたハブが使用できそうね!いやいや、今のもカラーがはまっているだけで内径25かも知れないなぁ。
地道に行きますよ・・地道に調べましょう。
予感は的中やなぁ。左がゼファー400の、右がZXR400のハブカラー。外径は25ミリのままで、内側だけが17と20の違いですね。つまりは、ハブのベアリングを打ち換えする必要がないのです。
Stage148 2010年4月、4年前になるのかぁ。

7ミリ追い込みの必要に迫られ。
アキヤマ先生に削って頂いたんですよね。懐かしいなぁ。
このハブが現在装着されているんですよね。

ZX-9Rのハブを購入してしまいましたが、ZXR400と共通かどうかは解らない。そして、7ミリ追い込んだ現在のハブがセンターに来るとも限らない。けれどもハブが二つあるから、タイヤはめて見て確かめて見る事は出来そうね。共通ならば、アキヤマ先生に7ミリ追い込んでいただいたハブと、何も加工していないハブを2つもつ事ができたのです。これは今後このプランを進める上で大きなことになりそうね!
アキヤマ先生には、リアキャリパーサポートの20→17のカラーも作成頂いたんですよね。

ということは、このカラーを外せばシャフト20ミリ仕様になるということね。

大分、近づいて来ましたね。
あとは残り2つ。

左アウトに来るカラーと、ディスタンスカラーです。

アウトに来るカラーは、当時ラパイドさんの計測で14.5ミリ。今回は20パイのこのカラーすら手元にありません。現在のこのカラーも17パイなのである。これは作らないといけませんね。

あとはディスタンスカラーです。これをクリアできたらいよいよ次のステップにいけそうね。
2014年6月8日10:00 ZXR400のディスタンスカラーを計測。

外径28.9
内径20.4ミリでした。その差8.5ミリ。肉厚は4.25もある。

こんな中途半端なサイズのアルミパイプはネットを探せどありません。

これは苦労しそうですな。
11:28 スケルトン開始。
センターに純正のブラックがありました。スポーク部も全てこの黒ね。

このホイールは上から塗装されてたんですね〜。
11:55 一回目終了。

乾いてから2回目しましょう。
18:30 いよいよスケルトン完了。
次は伊勢のまっちゃんのファクトリーでウレタン塗装ですね〜。

お小遣いが底をついています(汗!)

まだまだ先ですわ〜(爆!)
この日の晩にZXR400のシャフトを1900円で落札しました。

シャフトを落としたわけではありません。
たったこれだけのパーツだけのために1900円+送料かぇ・。

まぁ、無いと走らないからなぁ。
前に持ってた20パイのカラーよりも薄いやないの。

まぁ、届いてから考えよか。

こうしてリア180計画は着々と進んでいきました。
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