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![]() 「大将、毎度です。」 「一応寸法は出ました。スプロケハブは7ミリの追い込みでOKでしょう。」 「えっ!たった7ミリでOKなのですか?現在フロントに530の10ミリオフセットスプロケが着いていますが520の10ミリオフセットスプロケットはPL法の関係か何かでどこも発売されていなくて、必然と530チェーンに限定されています。そこを何とか17ミリの追い込みでは駄目でしょうか?そうする事でゼファー400純正のオフセットなし520ノーマルスプロケと520チェーンも流用できるのですが・・・。」 |
![]() 「削れるところ少ないのですね、最初から結構薄い・・。」 この写真はZXR400L型(89年式以外は全部L型)のスプロケハブ。改めて見るとまだ削ってないのに、こんなに薄い。 「解りました。7ミリにします。これは仕方のないことですから・・。」 |
![]() 「そ・そうなんですか・・。」 |
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![]() 「そうなんです。ゼファー400のものだとホイールからキャリパーサポートまでの距離が長くなる、そこからスイングアームまでの距離が無いんですよ。」 |
![]() ZXR400のリアホイールは4.5Jとかなりワイド。ベアリング部分が相当内側に入ってるんだな・・そう思うと佐々木さんからリア廻り一式送付して頂いたことは、今回のカスタムでもの凄い大きな意味があるのでした。 |
![]() 「そ、そうなんですか。」 「実はモンスターマシンを含めて最近のバイクはフロントのブレーキング重視で、リアはロックしないよう、なるべくリアは簡素に設計されていますね。」 「そうなんですか・・、そういえば先日のツーで新型12Rにゼファー400のキャリパーが付いていました・・。いろんな流れがあるんですね。」 |
![]() 「今回は慌てずフロントはそのままにしましょう・・。」 「図面が出来たらまた連絡しますね。」 「了解いたしました。」 |
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![]() AFAMさんのコンバートリストから検索すると品番は17402。車種はGPz750F、GPz1100F、Z400FX(E4)、Z400GP、Z750FX-T、ZRX1200R、ZX-9R、ZX-12Rなどなど、名だたる大型バイクがずらり。しかし、Z400FX(E4)の名前が出てきた時はちょっとビックリしました。 と言うことで17402の39丁が安くでヤフオクに出ていたのでゲット! |
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![]() こちらも100円でゲット。 アンダーステムをKawasakiエンブレムを落としてきたからとかネジが折れているとかの理由でステムごと購入するバカチンは私しかいないだろう。 でも修理費より部品代のほうが安い。 |
![]() っていうか、ZX-4のホイール以外の周辺パーツは確実にゴミ扱いされている(爆) |
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![]() 片側が完全に固着していました。けれど固着していたのはホース取り付け口が正面についている方だったので外側から棒を差してトンカチで抜きました・・。こちら側でよかった! |
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![]() ゆ・・指が痛い。パッドは新品に見えるけど実は赤く塗っただけという(爆)まぁ、合格かな? これがスイングアーム下にぶら下がると思うと、想像だけでオシッコちびりそうです。 |
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![]() 曲がってて減っていないディスクをそのまま使用し続けるか、曲がっていないけど減っているディスクを使用するか悩みどころ。 |
![]() 多分ゼファー400用だなぁ、これは。 磨いて使用するかどうするかです。 |
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![]() 「ひょっとして、ベアリング小さいまま走ってたのかな?」 |
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![]() 謎Zさんの情報によると、ZX-4のアンダーステムにZ400FXのテーパーベアリング外径と同じものがあるということでした。25x52x18、32205。 これでZX-4ステム流用が確定したのでした。 |
![]() 謎Zさんの情報によると、フロントにZX-4のオフセットの少ないディスクを使用する際に、ディスクが減っていても、形・寸法が同じならば、ゼファー400用の純正ディスクのフローティングピンを外してディスク部分だけを交換できることも聞きました。 これは朗報・・。ゼファー400のディスクは限りなく在庫が豊富(変な日本語)だからでした。 |
![]() 「松崎さん、全ての寸法が出て図面が出きましたよ。」 「ありがとうございました!早速取りに伺います。」 スプロケハブとカラー類、リア廻りのパーツ一式と図面が揃いました。 「大将、ありがとうございました。」 「多分これでうまくいくと思います。装着が楽しみですね。」 「大将、それとフロントの話なんですけども・・。」 「あっはっは〜。松崎さんらしいなぁ。もうフロントの話ですか〜?」 |
![]() 「行けると思います。ゼファー400カイのホイールディスク間とZXR400ホイールにZX-4のオフセットの少ないディスクを装着した時のディスク間はほぼ同じと見ています。なので、メーターギアの追い込みと右のカラーを作れば意外と簡単に装着できると見ています。」 |
![]() ステムはZX-4用をベアリングを打ち換えて使用、フロントフォークは40ミリ延長ZX-4インナー(41パイ)をそのまま使用でゼファーカイアウターチューブを使用、ZXR400ホイールにオフセットの少ないZX-4ディスク使用、ゼファー400のディスク外側があえば、フローティングピンを外してディスク内側はレッド(爆)でアルマイト加工、ディスク交換、ゼファーカイ用ブレンボキャリパーピッチ40ミリのキャリパーサポートを装着してブレンボを装着、センターあわせをして右カラー作成、左はメーターギアを極限まで削る。 いったいいくらかかるの?(爆汗)気の遠くなるプランでした。 |
![]() でも、このマシンと出逢えたから、狭きZ400FX装着可能パーツの世界から一歩外に出る事が出来たし、いろんな試練の中で新しい学びの機会を与えてくれた、それは間違いの無いこと。確かにグズグズだったけど、MDSのStageで、もの凄く大きな意味を持つマシンだったのです。 |
![]() こうして、削られるリアスプロケット、カラー類一式は、沼津アキヤマ先生のガレージに送られることになりました。 |
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