リアタイヤ180への道は其の7を迎えます。折角の其の6終了も次の週は仕事が忙しくて、YuKi-Teckさんのファクトリーにお伺いも出来ない。という事で情報収集とパーツ購入の時間となります。

2014年8月2日9:20 情報収集を開始。 現在のフロントスプロケットはサンスターGSX750KATANA用530の18丁、リアはKITACO製Z400GP用530の36丁。大体5000回転ぬわわ28キロ。タイヤとチェーンが干渉する事により、520化が求められます。
ところがフロントはゼファー400用は17丁までしかない。リアはGPz400F用で36丁はある。計算するとフロントを17丁にしてしまうと5000回転でぬわわ20キロしか伸びないのです。ここへ来てフロントの18丁が選択できないのはかなりきつい・・。

160/60ZR17と180/55ZR17のタイヤサイズで外径の差がもっとあるものと思っていましたが、160は633ミリ、180は640ミリでたった7ミリの差しか無かったのです。
スプロケット持ち込んだら530スプロケを520スプロケに削ってくれるところもありました。前後で7000円〜位かな。前の18丁は貴重だから、前だけでもお願いしようかな?

でも、今の相当減ってるから、送ったら
「ワシら削る前に、削れとるがな!」

っていわれそうね(笑)

でも、新品買うだけの余裕もなくなってきているしね。
現在のところ、ネット最安値で、前17丁2000円、後ろ36丁8700円というところか。上のところで削ってもらっても、加工賃8000円〜。チェーンは10000円位かぁ。そうだ、解体屋ジョージ君の店に行こう!

「まっちゃんさん、どうしました?」

「チェーンありますか。」

「何のッスか?」

みたいな。
とりあえずは、キスアームのピポットオイルシール2個と、ZX-9Rホイールのスナップリングだけ注文しよう。

あとの事は、来週一週間でじっくり考えようか。

鈴鹿さん>鈴鹿のフリマないの?

ないみたい(笑)
同じ日18:00にZX-12Rのディスクが到着しました。230ミリ。

ZXR400の240ミリと比較してたった直径10ミリしか違わないのに、とても小さく見えるのです。
程度はとても良さそう。ディスク自体の減りも殆ど見当たらないのでした。とてもいい感じですね。
2014年8月3日 RKBL520R-XW-120L ブラック 520-120 GPZ400F 83-85ザムXAM前後スプロケットset新品T数変更 をヤフオクで購入しました。
2014年8月4日 沼津はアキヤマ先生より、盆休みである8月11日〜12日にYuki-teckさんまで、Z1R★TUEBOのマフラーをワンオフしに来るというニュースを聞きました。私はこの年の盆休みは暦どおり。8月14日までお仕事ぴっちり。しかも11日の晩はお伺いする事が出来ないのでした。
今回のワンオフカスタム内容とは、Z1R★TURBOのエンドパイプでした。エンドパイプの前にステップが来ています。想像通り、熱くなったエンドパイプを交わして左足を乗っける訳ですから地獄のポジションなのです。
こちらが、参考となる画像。うまくステップの前にエンドパイプを移動させています。
そして最終は右側に出すというもの。これだけでとても乗りやすく、そしてカッコよくなるというもの。壮大なプランです。何だか凄い事になりそう。
2014年8月7日 スプロケとチェーンが到着しました。フロントスプロケットの520★17丁は久しぶりだなぁ。Stage023以来9年ぶりの感触です。
このように左右非対称なんですよね。ゼファー400純正のものとはいえ、もともと530→520コンバートの為のような、微妙なオフセットが有り難いところですね。
裏側はご覧の通りストレートなんですよ。ひっくり返すだけでオフセットされるという優れものなんですよね。
つまり、出っ張っている面を内側にすることで、2〜3ミリは外側にオフセットされるのです。チェーンとタイヤがギリギリの私にとっては有り難いお話です。そして持ってみると、530のフロントスプロケットよりも格段に軽いのです。
アルミ36丁リアスプロケット。Z400FX★E4、Z400GP、GPz400、ZXR400で共通のピッチ。これもとても軽いです。今のKITACO製530の36丁スプロケットも相当お気に入りなんだけど、今回のプランでやむを得ず手放す事に。
RKのRKBL520R-XW-120L ブラック 520-120も届きました。チェーンを購入するのいつ振りでしょうね。
530のチェーンの切れ端と幅を比較してみました。結構違うものです。この幅でどうにかヒットしないで欲しい。それを願うばかりでした。
2014年8月11日13:33 アキヤマ先生とイシワタさんは早朝から沼津をスタートも、まだ亀山の渋滞にハマっている様子でした。
15:12 第1報が届きました。Yuki-Teckさんのガレージに愛姫ちゃんとアキヤマ先生のマシンが・・。とても不思議な光景でした。
21:09 第2報が届きました。とても難航している様子でした。
65パイの鉄管は思いの他、曲げるのに力がかかるみたいでした。この太いパイプの中に、例の砂がたっぷり入っている訳ですからね。解る気がします。
作業は夜中まで続いている様子でした。でもステップの前に出たこのエンドパイプを見て、凄いカスタムを行っているのだなぁと改めて思いました。
そんなにアウトに出さずに、下に下げていく。
下がったエンドパイプは、見事にアンダーフレームをかすめて行く。まさしくプロの技術だと思いました。相当なシミュレーションを重ねたものと思いました。
アンダーフレームからオイルパン下でカット。アキヤマ先生のお話によると、Z1R★TURBOはサイレンサーがあっても無くても音量は変わらないそうです。これも不思議なお話です。
失敗した管でヒートガードを製作。これもとてもワンオフ感が出ていますよね。
こうして完成したZ1R★TURBO。とてもカッコいい。
素晴らしいカスタムです。Yuki-Teckさんの技術とのコラボで、オリジナリティ溢れる素晴らしいマシンとなりました。
アキヤマ先生&イシワタさん・・昨日、今日と、折角津市までお越し頂いたのに、仕事の都合でお伺いできず本当に申し訳ございませんでした。
しかし、何度見ても凄いマシンだなぁ・・。

平井さん、お疲れ様でした。
こうしてアキヤマ先生の2014盆休みスペシャルカスタムは終了しました。
2014年8月13日21:07 yuki-teckさんにやっと来れました・・。

今回のStageである「リアタイヤ180へ道」に於いて、キスアーム+5.5Jホイールの参考車輌であるサカキバラさんの900RNinjaが停まっていました。今回サカキバラさんはマフラーがリンクにヒットする為、マフラーを交わすという依頼内容でした。
21:27 ZX-12Rのディスクをあててみました。ZXR400のディスクとデザインが全く違います。とてもいい感じですね。
ディスクを重ねてみると、240ミリと230ミリだから勿論片方で5ミリ違う事が解ります。トラブルなく何とかうまく着いて欲しいと願いました。
22:37 サカキバラさん登場。平井さんと打ち合わせタイム。
23:17 スイングアームをはめただけなのに・・。ここまでで残りエネルギー2%です。仕事帰りだけに、マジで倒れそう。目がショボショボしてきました。
23:20 平井さんはサカキバラさんと打ち合わせを追え、いよいよサイレンサー位置のシミュレーションが始まりました。
「サカキバラさん、こんな感じでどうでしょう。」

「いい感じですね。」
「エムワンショートです。Ninjaでは殆ど見ないショート位置ですね。」

「これで行きましょう。」

二人の会話は進んでいきました。
この位置で決定した様子です。エキパイとサイレンサーの大きく乖離した隙間を、チタンのエビ管で埋めていくというプランのよう。
作業前がこの写真ですから、相当ショートになっています。
23:44 最終微調整が行われていました。
「どやな〜。まっちゃき君。」

「とてもいい感じだと思います。」

「ええとこ紹介してもろたわ。ずっとどうしようか思案してたんやで。」
23:49 私も負けじと作業再開。スプロケットを外します。Z400GP用KITACO製530-36丁鉄製スプロケット。当時物希少品であり相当気に入ってたのですけどね。520コンバート化のため、泣く泣く変更する事に。
久々のアルミ製スプロケ。

ゴールドもなかなかいい感じですね。
しかし、とても小さいなぁ。

ギア比の問題さえ無ければ、もっと大きくしたいところなんですけどね。スイングアームを削ることもしなくていいのにね。何だか遠回りなカスタムです。
2014年8月14日0:04 いよいよホイールを装着してみました。
0:09 ZRX1200Sのリアキャリパーのシミュレーションが行われました。

ZXR400のキャリパーは全くはまらない。TOKICOの見た目同じのデザインなのに、違うのです。ヤフオクで安くでこのキャリパーを落としておいて正解だったのですね。

Kawasaki、奥深すぎ・・。
0:40 そして、520チェーンを仮で張ってみる。チェーンラインはバッチリ。タイヤとチェーンの間隔は計算どおり2ミリになりました。オシッコちびりの瞬間です。
「サカキバラさん、この位でいいのでしょうかね。」

「ワシのZ1と同じ位やで。ワシのZ1も530でヒットして520で2ミリ位しか空いてないでな。本当に微妙なところやけど、まっちゃき君、これ位がええに。」

「サカキバラさんに見てもらって良かったです。」
今回のプランでいよいよゴール地点が見えた瞬間でした。
1:36 この日の作業を終えました。時刻は1:36になっていました。 平井さんは徹夜で作業される様子。平井さんの、エビジョイント溶接、とても見たかったけれど、実はこの時、意識が朦朧としていました。サカキバラさんは明日にバイクを引き取りに来られるみたい。こうして、平井さんのファクトリーをあとにしました。
9:14 いよいよ2014盆休み突入です。今日はお墓参り。

それは突然やってきました。

ピンポーン!

「父ちゃ〜ん!荷物〜!」

「どうした?和歌?」
「フロントフォークって書いてあるよ。」

「ワシ、フロントフォークは落としてないで。」

「父ちゃん、バイクパーツ?高いのと違うの?」

「真由さん、違うんやて、知らないうちにパーツ買うかいな。アルツハイマーかっ!」

「父ちゃん佐々木レーシングって書いてあるよ?」

「佐々木さん?東京の?佐々木さん、お〜!佐々木さん!」

「それーっ!覚えあるやん!」

「佐々木さんはご存知だが、フロントフォーク・・。あかん、飲みすぎで覚えてないのかなぁ。そんなことあるかい!」
と・・倒立サス・・。

早速お電話。

「お〜!!佐々木さん!!マジでご無沙汰しています!!」

「まっちゃん、いろいろ頑張ってるね〜!前も強くしないとダメよ!」

「ブッ!」
佐々木さんのサプライズは、Z400GPヘッド、ZXR400リア廻り一式に続いて3回目・・。やられた。意表つきすぎ(笑)

佐々木さん、ありがとう。これでStageは300越えそうね(笑)
10:55 この日サカキバラさんのマフラーは平井さんの作業により仕上がったとの連絡が入りました。
豊臣秀吉の一夜城というお話は聞いた事があるけれど、一夜マフラーというお話は聞いた事がないかな(笑)しかしお仕事が早いですね。写真のとおり、急な角度はエビ管で交わしています。とても素晴らしいアールを描いています。
当たっていた、モノサスリンクをうまく交わしている。とてもいい仕事ですね。
この日サカキバラさんのガレージからも写真が届きました。場所や角度によって、色も変わるところがチタンの不思議なところですね。
23:57 やんじぃさんから書き込み戴きました。

「松崎さんこんばんは。順調に進んでますね。僕はまだキャリパーが片付いただけです。ディスクが230mmって事はサポートは何用なんでしょうね?僕はZRX用なんで240mm→250mmに変更しないとダメですね。」
「おおぉ〜!やんじぃさん!キャリパーメッサカッコいいじゃないですかぁ!やっぱりこの形は黒なのでしょうね。神奈川はmcさんからサポートを頂き、多分ZZR1100用かなと思ってたのですが、240でも入らないし、230でちょうどだし、今も何用か解らないのです。」
「それと、写真ではZRX1200Sのキャリパーをぶら下げていますが、今まで使用してきた形が全く同じのZXR400のキャリパーが奥が当たって全く装着できなかったことなんですよね。形一緒なのに・・。だからとてZXR40のキャリパーサポートを使うかどうかも、カラーが必要だし、ホイールセンター、チェーンラインとにらめっこして、これから決めていく事になりそうなんです。やんじぃさんの画像を元に、私もこういう風なカッコいいリアブレーキ廻りを目指しますね。まだまだ先かぁ・・。」
このBBSでのやり取りのように、230ミリだとZX-12Rかゼファー750となる。けれども双方ともキャリパーはぶら下がっていないのです。こうしてキャリパーサポートが何用か解らないまま、Stageは続いていくのでした。
Z400FX TOPへ  NEXT STAGE

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