2005年10月初め。いよいよラパイドさんから電話が入りました。
「松崎さん、いよいよ出来ましたよ・・。」
4ヶ月待ちにまった日がやってきました。早速ラパイドさんに引き取りに行くことに。
「最初はあまり回さないほうがいいでしょう・・。」
「ありがとうございました!」
「それと、ダブルディスクにしたので倍以上効きますから気をつけて・・。」
「ありがとうございました!」
「フロントのバネが硬いです。これは乗りやすいと思いますよ・・。」
マジで嬉しかったです。カスタムの場合は、何かひとつ部品を装着して違いを楽しむものですけど、これだけ一気につけると全く別のバイクになった気がしました。
ラパイドさんを出て、ブレーキをかける。何ですかこれは?と・・・止まる。普通のことなんですけど今までが電車でGO!状態だったので倍以上の制動力に目を疑いました。そしてWPのフロントフォークスプリング・・。どこに行くのかラインがバッチリ読めます。ただバネだけなのに適度に沈むからラインが読めるんです。
そうこうしているうちに慣らしを済ませて伊勢湾岸道へ。
吹かしたときに煙が出ない。
あたり前のことなんですけど、何度も後ろをふり返りました。
エンジンのコンディションは抜群でした。
Z400FXは、かなりローギアード。ノーマル6速5000回転で95キロ程度しか出ないんです。音は200キロくらい出てるように思いますけど(爆)街や峠ではちょうどいいんですけど、特に高速ではもうないのに7速に上げようとしてしまいます(爆)Z400GPに乗っていた頃は6速で十分だったんですけどね。おそらくZ400GPより回らないからそう感じてしまうのかもしれません。
今回エンジン換装とあわせてリアは250TR用38丁、フロントはゼファー400用17丁をチョイス。これだけで回転を抑える事が出来て、100キロで5000回転になり、高速走行が非常に楽になりました。そして520チェーンを装着することでチェーン自体の重さやメカニカルロスも改善されて、走りもかなり軽快になりました。後ろを36丁にするともっと改善されるかもしれません。いつかは後ろ36丁にしようと思いました。
よくZ400FXのカスタムでダブルディスク化をすると重たくなって操縦が安定しないからシングルのままにしていると雑誌で読んだことがあります。それは間違いだと思います。
確かにディスク板はE1〜E3までかなり大きくて、実際に外して持つとダンベルくらい重たいんですけど、制動距離は半分くらいになりますし、走り出せばジャイロ効果で重いも軽いも関係あるかー!って感じですね。メッシュワイヤは微妙なタッチになります・とよく聞きますがこれは本当です。
KIJIMAのスタビは飾りと考えていました。そのとおりフォーク間の強度が硬くなりすぎるんです。コーナー中にギャップを拾うと、ハンドルが暴れだし、怖い思いを何度もしました。のですぐに外しました。36パイの長いフォークはある程度しなって、小さなギャップを吸収しているんだなと改めて思いました。
ワークスパフォーマンスのリアショックは、ノーマルショックと比べてはいけませんネ。多分一番走りに変化をもたらせたパーツです。例えば高速道路のつなぎ目で、リアの接地感がなくて、行く場所がわからず、やめて〜!っていうのがなくなりました(爆)スプリングはかなり柔らかいんですけど、おしりで接地感がわかるようになって安心して高速コーナーを走れるようになりました。

こうしてエンジンOH他、一気に行うことで、私のFXは大きく生まれ変わることができました。
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