リアタイヤ180への道は、其の3でございます。

今回のプロジェクトを続けて行くためには【溶接】が重要なテーマとなっていました。スイングアームではサス受け、トルクロッド受け、チェーンラインのザグリ加工とフタ、ディスタンスカラー他、これらには溶接が必要不可欠であり、これらのハードルをどう乗り越えるかが重要なキーワードになっていました。でも、これだけの大仕事を気軽にお願いできる溶接屋さんは知らないのでした。
そんな時、「津市」と「溶接」というキーワードでネットサーフィンしてたら、ひとつ気になるブログを発見したのです。

「チタンでコップ作っとる〜っ!」

2014年7月7日22:10 恐る恐るブログに書き込みしてみました。

「はじめまして。三重県松阪に住む松崎と申します。Z400FXに乗っています。私のホームページはこちらです。今回アルミ溶接をご相談したくメールさせて頂いた次第です。もしもよろしければご連絡先等お聞かせ頂ければ幸いです。どうぞよろしくお願いいたします。」
23:50 なんと!40分後に返信頂きました。

「はじめまして。Yuki-Teckの平井と申します。コメントからありがとうございます。各種オーダーメイドもやっていますので、お時間あるときにでも遊びに来てください。アルミ溶接も任せといてください。」
2014年7月8日19:30 仕事を終え、Yuki-Teckさんのガレージに向かいました。勤務先から近くてびっくりしました。

ガレージに向かうと、バイクや工作機械、棚、などずらり。様々な溶接作品もたくさん並んでいました。
「毎度ですっ!はじめまして・・。松崎と申します。」

「あー・・平井と申します。アルミの溶接でお悩みですか〜?」

「そうなんです。ZXR400のキスアームにサス受けとトルクロッド受けを溶接お願いしたいのです。」
「全然OKですよ〜。ウチはチタンもステンも鉄もアルミも全部取り扱いしています〜。」

「あのブログのコップ拝見致しました。びっくりしました!」

「はははは〜。こういうのいろいろやっているんですよ。」

それから、ディスタンスカラーのお話とか、今課題である事など2時間ほどお話させていただきました。
「あ〜・今から、チタンパイプの手曲げ実演しますから、是非見て行ってください。」

「はい。」

凄まじい光景を見ました。写真を撮るのも忘れる位でした。全てがはじめて見る光景だったのです。会社帰りにはキツイお話でした。
こうして、実演までして頂いて、曲げたチタンパイプをお土産に頂いたのです・・。とても素晴らしい方とお知り合いになる事が出来ました。仕事の都合上なかなかお伺い出来ないけれど、この計画を進める上で本当に大きな出来事でした。
この日、家に帰って来ると、タイヤが届いていました。

寸法図るだけなので、中古を前後2200円で落としましたが、結構溝が残っててラッキーでした。

ピレリディアブロスーパーコルサ。

まだまだ使用出来そうな感じですね。
まぁ、しかしリア180は太い。ディスタンスカラーもタイヤも揃い、これで材料は全て揃いました。リア180計画も、あとはいよいよ削ったり、溶接したりのプロセスです。溶接屋さんとも打ち合わせが出来たし。ちょっとひと安心というところですね。
今晩お伺いした溶接屋さんでキスアームのザグリ加工の蓋閉め加工、サス受け、トルクロッド受けの溶接加工と、モリワキショートの逃がし加工ですね。違うか、手曲げチタンショート作成か?6年かかるちゅーのに(笑)

いろいろやる事いっぱい出てきました。
2014年7月12日16:15 この日は休日でしたが仕事がたくさん残ってて自主出勤。伊勢のまっちゃんからホイール塗装出来ましたよとのお電話。


仕事やめっ!o(^_^)o
「おおぉ〜!まっちゃん、メッサ綺麗やん!忙しいのにすまんだのう。」

「いえいえ。思いの他、このホイールが軽くてね。エアガンで吹いてると廻っちゃうんですよ。でも綺麗に塗れました。よかった。」

「ありがとう!」
素晴らしい。何と素晴らしい色艶でしょう。これはとてもいい感じです。
毎回思いますが、伊勢のまっちゃんの腕は凄いなぁ。
その後、早速、伊勢のサカキバラさんのガレージでタイヤをはめて頂きました。
空気を入れる事で、さらに一回り大きくなったスーオパーコルサちゃん。
実はバルブを持って行くの忘れていったのです・・。

「まっちゃき君、ワシの在庫あるから使いない。横向きやけど微妙に斜めになってるから空気入れやすいでな。」

「マジでよろしいのですか?」

ゲイルスピードさんのかなぁ?忘れちゃった。初めて付けました。とてもいい形してます。

こうしてリアタイヤ180への道はコツコツと進んでいきました。

そして明日のツーリングを迎えるのでした。
Z400FX TOPへ  NEXT STAGE

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