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![]() 5月20日に車検がやってくる。それまで何とかしますという大将の言葉を信じて、もうしばらく様子を見ることにしました。 |
![]() その後友人の協力を得て、Stage215でエンジンは復活しました。このエンジンもTMRとの相性もあり強力なPowerをもつ。 |
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![]() ボーリングなど自分で出来ないことはプロにお任せするけれど、基本自分で出来る事は自分ですると決めていました。 POWERは得られるけれど、ハイコンプで高圧縮な世界は私の情報力と私の力量では無理と判断しました。 |
![]() 実績もある。とてもいい素材と判断しました。 さてさて、試算を開始。 |
![]() スリーブ打ち換え1個5000円×4=20000円 (550シリンダならドロップイン・ボーリング無しでもいいのがあるみたい) |
![]() トータル10万円は超えそうね。 ふう・・。これは大変なプランになりそうね。 |
![]() ここで既に入手した素材は下の通り。 クランクケース Z400FX ヘッド GPz400F クランク ZFX系 コンロッド ZFX系 シリンダー ZGP系 ミッション ゼファー400 プライマリーギア Z550FX これだけ既にあるからいいかな?という感じでした。 |
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![]() 相当Z400FXのノーマルの世界から外れていましたのでちょっと新鮮でした。 |
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![]() オイルパンを外す際、ネジが折れる折れる。非常に危ない状況が続きました。 その後ボルト類を全て外していきました。 |
![]() 逆さ向けているからジェネレータ側、左側の方は開けることが出来るけれど、ポイント側のケースがどうしても開かない。 |
![]() ひょっとして・・。 |
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![]() 「マサさん〜!ええところに!」 「どうしたんですか?」 「これなんですよ〜。えらいところで繋がってるしな〜。」 「これはイトノコか何かで切ってのちに溶接もってからまた綺麗に削るしかないですね。」 |
![]() 「えっ!」 お茶する間もなく早速作業開始っ! マサさんちは我が家から140キロ。柴ちゃん85キロ。遠くからお越しなのに作業させてるし〜。何だか悪いな〜。 「まっちゃん切れましたよ。開けてみて。」 カパァ・・・。 |
![]() 「ポイントカバーの所なので、油圧かからないところだし、何とかなりそうね。」 「そうね、何とかなりそう。これで何とかクランクケースの洗浄まで行けますわ。本当にありがとう。」 ということでこの日の作業は遠くからお越し頂いた客人にして頂いたという・。 |
![]() 1.とりあえずGSのスチーマーで洗浄 2.溶接盛りお願い 3.削り合わせ 4.折れたボルト抜き(2箇所)と割れたネジ山修正(2箇所) 5.ゼファー400ポイント装着加工(削り) 6.ブラスト(多分しない) 7.塗装 |
![]() 9.足りないパーツ揃え 10.腰下組み付け 11.ボーリング 12.スリーブ打ち換え 13.シリンダ&ピストン装着(塗装も悩んでいる) 14.GPz400Fヘッド装着(バルブ抜くかどうか悩んでいる) こうしてプランを書いてみて、ワイセコへの道の長さを実感していました。 |
![]() 6000円で売れました。これは大きい。 |
![]() 710円で売れました。 |
![]() 私は普通のサラリーマンですから、こうしたことを地道にしないと次に進めないんですよね。まぁ、それが楽しいのですけど。 |
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![]() でもZ400FXのクランクケースの価値はあると思いますから多分2万円は行くと思いました。 今のケースは溶接修復や、ゼファー400のパルシングローター装着の為の加工もしなければならない。そして折れたボルト抜きも。どちらのケースにするか随分悩みましたが、一度こいつと行こうと決めた今のケースで進めることにしました。 |
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![]() 「お客さん、車以外はNGなんですよ!」 「だったら軽トラックに載せて車ごと洗ったらいいの?」 「う〜ん・・そうですね・・・・OKです。」 俺は室町時代改め、平成の一休さんかっ! |
![]() ブイーーーーン!プッシャァァァァァ〜!!! スチームいいね〜! メッサ汚いクランクケースはメッサピッカピカになっていきました。 調子こいて500コース2回しましたから1000円も払ってしまった。 |
![]() まぁ、1000円の価値はあるかな? |
![]() これは洗浄前の写真ですけど、 |
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![]() これが抜けるまでとても憂鬱だったんだな〜。 「まっちゃん、毎度です。」 「まっちゃん、ところで車検まであと一週間やん、まだフロント出来ないの?」 「う〜ん・・・どうやら何やいろいろ忙しいみたい。」 「そうなんや・・。まっちゃんもいろいろ大変やな〜。」 |
![]() 「うん、抜けるよ。」 伊勢のまっちゃんも忙しいのに、快く承諾していただきました。 ジ・・・・・ジジジッ!なんとナットをはめて、そのまま溶接してクルリ・・。 す・・・すげーっ!これは多分、板金屋さんのプロの技術とみた。凄いとしか言いようが無い。 |
![]() ジ・・・・・ジジジッ!クルリ・・。 「これでいいっスかね〜。」 「スゲーっ・・!まっちゃん溶接出来るんやな〜。」 「まっちゃん、一応ボク板金屋やでなっ!」 こうして、抜けなかったボルトも全て抜いて頂いたのです。非常に嬉しい出来事でした。素晴らしい技術に秀樹★感激! |
![]() 車検は諦めました。土木建築の仕事は納期が全て。それは私の普段のお仕事もそう。でも、バイク屋さんはちょっと違う。いつですか〜?この日まで、でもその日を普通に通過しちゃうのです。そのお店そのお店で事情はある。私は何も言えなかったし、何も出来なかった。 乗れる状態で車検を受けることをこの時点で諦めました。 これは仕方の無いことでした。 |
![]() 「大将、お久しぶりです。」 「あー松崎さん。どうされたのです?」 「実はクランクケースの溶接をお願いしたくてお電話させて頂きました。クランクケースの上下が溶接されてて、イトノコで切断しました。その切断したところをもう一度肉盛り溶接して、しっかり上下が合わさるようにしたいのです。お願い出来ますでしょうか?」 |
![]() 「ありがとうございます。」 早速電話してみました。 |
![]() Art ENGINEERING 〒513-0836三重重県鈴鹿市国府町7678-34 TEL/FAX059-367-1272 早速電話してみました。 「大将はじめまして。松崎と申します。」 「YS精機さんからお電話頂いています。明日持ってきてください。」 「ありがとうございます。」 |
![]() 「松崎さん、クランクケースをここへ。」 「大将コレなんです。」 |
![]() 「そ・そうなんですか。」 「ジェネレーター側ならお断りしてたかもしれない。でもここなら走りに影響ありませんからね。」 「そうですか。良かったです。」 |
![]() 「ありがとうございました。」 「いえいえ。」 「大将、あと、ゼファー400のパルシングローターを装着するために、ポイントの掘削加工と、この割れたビス穴も修復可能でしょうか?」 |
![]() 「ありがとうございました!」 こうしてアートエンジニアリングさんをあとにしました。 |
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![]() お願いしたのはケースの肉盛りと平面削り加工と、ゼファー400ピックアップセンサー装着の為のザグり加工。 |
![]() 「もう、既にオシッコちびってます。」 |
![]() 「ありがとうございます。」 |
![]() 「全く問題ございません。」 |
![]() 「ありがとうございました!」 プライスは秘密です。でも、ヤフオクでZ400FXのケースを購入するよりかはかなりお安くして頂きました。 |
![]() ラパイドさんに続いて二回目の加工となりました。もはや私にはZ400FX系の電装は考えられなかったのです。 |
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![]() さてさて、次は塗装です。 マスキングするのいやや〜。 |
![]() これ収縮塗装と呼ばれるもの。なかなか塗り直しも効かないだろうし、程度のいいものをゲット。 |
![]() アートエンジニアリングさんでクランクケースの修復をしていただいてより一週間、マスキングにあけくれました。 |
![]() この一週間、伊勢のまっちゃんを尊敬しました。 これが仕事だなんて、ありえない。 |
![]() オキツモ半ツヤ黒耐熱スプレー。 ネットで3本用意しました。何本必要なのでしょうね。 余ったオキツモ缶でモリワキショート管も塗りたい。だからせめて2本で収まってほしいと願いました。 |
![]() 2008年9月にミツトモさんにエンジン塗装頂いた時はエンジン丸ごと塗装だったので、クランクケースのビスはそのまま塗って頂いたのです。 |
![]() 1.ビスをはめたまま塗装するか 2.ビスなしで塗装するか ビスなしだと塗装してもビス締めると塗装が割れる。ビスはめたままだとビス外すとき塗装が割れる。一緒やん!ビスやめとこ。 ええんかな?鈴鹿さんに電話しようかな?伊勢のまっちゃんに電話しようかな? まぁ、ええわ、塗ってまえ〜! |
![]() 「ネジは少し緩めで締めといて乾燥する前に少し緩めて、浮かしてあげればOKですよ。」 さすがプロのアドバイスでした。私がこのアドバイスを読んだのは、思いっきりビスなしで塗った後でした。良い子の皆さんは真似しないでね。 アッパークランク上部の腐食がひどかったのです。ここを重点的に塗装するプランを立てました。 うまく行くかな〜・・。 |
![]() 塗りすぎても垂れることなく、まんべんなく塗料が載る。 こりゃいい感じ。 |
![]() これは綺麗に塗れそうね。 |
![]() コラァ!蚊よって来んな〜! |
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![]() やっぱりせめてダミーのビスくらいはめておいたほうが良かったかなぁ。 |
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![]() ここも多く塗りました。 |
![]() 私、せっかちなんです。 すぐ剥がしちゃう。 おおぉ〜! うまいこと行ってますやん〜!! |
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![]() 結局オキツモ缶は一本ジャストで終了。 しかし、何だか疲れました。 |
![]() 「エンジンの塗装はあまり厚く塗っちゃダメですよ。得にボアアップするのならね!」 というアドバイスを頂いたのは塗り終わった後でした。もう機関車八右衛門みたいに塗っちゃった後だったのです。 放熱性の問題なのですね。なるほどな〜。 こうして塗装作業は終わりました。 |
![]() 8.ゼファー400エンジン割り 9.足りないパーツ揃え 10.腰下組み付け 11.ボーリング 12.スリーブ打ち換え 13.シリンダ&ピストン装着(塗装も悩んでいる) 14.GPz400Fヘッド装着(バルブ抜くかどうか悩んでいる) となりました。ワイセコへの道は相当長い。 |
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