2012年1月9日にぎっくり腰になってしまって、動けない状況が続いていました。体は動かないし、愛姫ちゃんからは煙が出ているし、この時点で何でもいいからこの煙は何かという情報を得ないと前に進まないという状況だったのです。

クランクメタルのガジりかも知れない、カムプラグのガジりかも知れない。でも私にはもう、エンジンをバラして見るという気力は残っていませんでした。

全てうまく行くと思っていたのです。それがうまく行かなかった。どうしていいか全く解からなかったのです。
そんな時沖縄のZ400FX乗りであるハイサイさんからmixiでメッセージを頂いたのです。

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まっちゃんさん、エンジンのO/Hお疲れ様でした!私の情報もまだまだ不充分ですが すこしでもお役にたてれば幸いです!GPヘッドはGPZヘッドやゼファーヘッドよりも燃焼室が狭いのでポッシュピストンはピストントップや燃焼室のスキッシュを加工しないと取り付け出来ないと思います。自分の知り合いもそうでした。ポッシュピストンがゼファー&GPZ400F専用なのはその為です。
またぬわわクランクだと圧縮が高すぎる傾向があるみたいでノッキングが出やすく、バルタイや点火時期の調整も必要だと思いますので、念のため今の圧縮も確認した方が良いと思いますよ。最悪ブローします。エンジンの方はブローするまえに対処したほうが いいかもしれないですね〜。また今年は是非三重にお邪魔したいと思いますので、その時はよろしくおねがいします。 またまっちゃんさんが出張などでこちらに来られるときは時間があえば是非飲みましょう(爆)
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沖縄のハイサイさんは現在東京赴任中で、私のBBSの書き込みをみてアドバイスを頂きました。それまでほとんどこれといった情報を得ていなかったので本当に本当に嬉しかった。1月8日の作業の昼食時に鈴鹿さんから頂いてたアドバイスのとおりだったのです。

現在のところ圧縮率が高すぎだと判断しました。情けない話、エンジンを組んで圧縮率の計測をしていなかったのです。ヘッドが当たるかどうかそればかりを気にしていたからこそ、こういう肝心なところを無視してしまった感がありました。セルモーターも充電しても廻らない。廻す力が足りない。それも圧縮が高すぎることに結びつく。
アキヤマ先生にも相談してみました。

「僕もいろいろ情報を得たけれど、クランクメタルやカムホルダーのガジりの可能性も確かにあるけれど、今までまっちゃんの作業見てて腰下とは思わないな。空けてみないと解からないけど、きっとピストン関係だと思いますよ。自分も何機もエンジンやってきたけど、あんなに煙が出た経験がないんですよね。だからこそ、もう一度シリンダとピストン元に戻してもう一度煙が出るか試すべきだと思う。せっかくここまでやってきたんだから。もしも腰下でも、まっちゃんの事だからまた2階に上げればいいじゃない。元気出して。」
確かにアキヤマ先生の言われるとおりだと思いました。初めてのエンジン割りだったけれど、自分なりに基本を聞きながら基本に忠実に作業はしてきたつもりなのです。もしもクランクメタルのガジりだとしたら、クランクケースを組んで、クランクがあれだけスムーズには廻るまい・・。

POSHシリンダーを組むためにクランクケース削ったりいろしろしてきたけれど、もう一度元に戻してエンジンかけて見よう。そう決意しました。
2012年1月30日 アキヤマ先生に2回目の部品発注を行いました。2回目の部品発注には2機目のエンジンのパーツもお願いしました。

エンジンをもう一度やり直す日を2月11日に決めました。この日も鈴鹿さん、柴ちゃん、そして岐阜からマサさんも着て頂けることになりました。本当に有難いお話です。
2012年2月8日 会社から帰ると、アキヤマ先生にお願いしていた、土曜日のエンジンパーツが到着していました。

ベースガスケットの品番記載間違いをしてしまって、アキヤマ先生一度家に帰ってネットで検索していただいたのです。

これは控えておかないとね・・。本当に申し訳ないことをしました。そして本当にありがとう。
こうして2012年2月11日の作業が迫ってきていました。
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