2010年7月18日 謎Zさんの手により愛姫ちゃんの操縦性は格段に向上しました。

この2ヶ月ステム・フォーク・ホイールをどうするかに時間をかけてきました。あとはさらに2センチほどフォークを上げて、フロントフォーク延長キットを外して、ノーマルキャップを装着すれば作業は終了というところまで来ました。

でもドナー君には最初からZX-4フロントフォーク延長キットが装着されていたのでノーマルフォークキャップがないのであった。
同じKawasakiで41パイのキャップ、ZRX400のキャップをはめればいいではないかと思い、試してみましたが、ネジ径は全く違うものだったのです。

入りもしない。

安易に考えていました。

流用とはなかなか思うように行かないものです。
早速ヤフオクでパーツを検索する事に。

もちろん【ZX-4 フォークキャップ】などというレアな商品は出品されていない。あきらめてZX-4のフロントフォーク自体を検索してみたらメッサ程度のよさそうなフォークが3490円で出品されていました。シルバーだけど今、装着されているものよりもかなり良さそう。

残り1日。未だ入札はゼロ。まぁ入れておこうかな・・という感じで入札しておきました。
2010年7月 22日 22時 49分。

落札・・。

入札は私だけだった様子・・。

キャップのお値段でフォークまで付いてくるなんて。

ここ最近、ゼファー750、ゼファーカイ、ZRX400とKawasaki41パイのフロントフォークを探してきましたが、これくらい程度がよければ2万円〜3万円はします。
ZX-4のフロントフォークはこれらと同じKawasaki41パイフォークながら、キャリパーのオフセットが相当内側に入り込んでいます。

Stage156にも書いたように、ディスク⇔ディスク間を計測すると、

ZXR400 3.5J 136.6
ZRX400 3J 135.5
ZX-4 3J 113.4

とZX-4だけかなり狭いんです。

そしてZX-4はキャリパー取り付けピッチが45ミリ、ゼファー400やZRX400あたりはキャリパー取り付けピッチが55ミリだからブレンボやNSR流用などキャリパーサポートはたくさん出ている。

私のように、キャリパーも含めてZX-4一式を使おうなんて人はいない。

ゼファー400オーナーがZX-4のホイールを装着してワイドホイール化するのは定番メニュー。だからZX-4のホイールは高値で取引されています。

けれど、ホイール以外は確実にゴミ化されているという(爆)
ラパイドの大将にも、謎Zさんにも、

「ZX-4のホイールを使用するなら、ZX-4もゼファー400もZRX400もディスクのネジピッチは共通で流用が利くし、ディスクはオフセットが5ミリアウトに振っているし、ブレンボなどキャリパーサポートの流用も利く。ならばインナーはZX-4を使用し、アウターにゼファー400もしくはZRX400を使用してみては?」

と薦められました。もの凄いアドバイスだなぁと思いました。Kawasaki41パイフォークの世界は奥が深いです。
ZX-4のフロント全てを使用すると決めたのは、カラーやメーターギアの調整をしたり、ステムなどのベアリングを交換したりするよりは、まずZX-4でバッチリ決めてからゆっくり時間をかけて追い込もうという想いから・・。ZXR400のフロント3.5Jホイールの前に、3.0Jで110ラジアルの挙動を一日でも早く体験したいという想いがありました。

届くフォークはこのマシンについていたものらしい。レーサーレプリカ・・。かなり前下がり。あと2センチ下げたらどんな走りになるのかな?

いよいよ届くのが楽しみになってきました。
2010年7月24日 8耐決勝前日。仕事で鈴鹿サーキットに行く機会を得ました。仕事とはいえ、3年連続で8耐会場に出向く事が出来た事はバイク乗りにとって喜ばしい事です。特にフロントを模索していたのでいい機会になりました。

この年もたくさんのマシンが展示されていました。

PMCさんのブースには前後18インチのZ1が。

素晴らしいバランス。18インチのPMCソードホイールにAPレーシング、スリットローター。
スリットローターの大きさと、輝きにしばらくうっとり。

しかしAPレーシングのCP5569はカッコいいなぁ。

お店の方が近寄ってきました。

「お兄さん、ずいぶん眺めていますね〜、何にお乗りで。」

「フェックスなんですよ。」

「フェックスですか?いいですね〜。一本いっときますか?」

「お金があったら一本でも二本でもって感じですね。」
「ブレンボにはない、ガツンッ!ってくる制動を得る事が出来ます。Kawasaki乗りにはもってこいのアイテムなんですよ。フェックスなら18インチ化とスリットローターとAPで決まりですよ。いかがですかぁ〜。」

「それがですね〜、もう足廻りは17インチ化されていまして・・。」

「そうなんですか。ゼファーとか?」

「フロントZX-4、リアZXR400なんですけど。」

「はははは〜。それはその方がいいね♪軽いしよく利くしよく曲がるし。でも大変だったでしょう。でもよく頑張っていますね。」
「最初からゼファーにしておけばってよく言われますよ。」

「旧車らしくまとめるか、今の足廻りをチョイスするかはオーナー次第。前後18インチからくる旧車のバランスも是非ご検討くださいね。」

「いつの日か御社のお世話になる日が来るかも。その時はよろしくお願いします。」

APレーシング・CP5569こういうのが私の愛姫ちゃんにぶら下がっていたら、また濡れてくると思います(爆)PMCさんのベースマシンだけに素晴らしいオーラが出ていました。
こちらもPMCさんのゼファー1100。バイクが大きいので18インチに見えないという。

uやんさんの隼のホイールに近いカンパ風ゴールド塗装。

これがまたいやらしい輝きを放っていました。
モナカマフラーの出し方、角度などすばらしいセンス。

スイングアームはブラックアウト。

ブラックだとこんな感じになるのかなぁ・・といういい見本になりました。

YSSのサスを随分お奨めの様でした。YSSのステッカーをようさん頂きました。
ちょっとエロイマシンのオーラ。

こういうマシンもいいなぁ。
こちらは先日飯高道の駅で見たマシン。

このままレースに出れます仕様ですね。

しかし、どれだけセパハンなの(汗)

ちょっとコンビニにタバコ買いにいく気にはなれないかな。
絵の入るグリップ。

王様のアイデア♪的な発想ですよね。

これしばらくは流行りそう。

ヨシムラステッカーをグリップに入れちゃったところがGOODなセンスです。
2010年モデルのZ1000。

カタログで見るより、オレンジ色が奥深くて、かなりイケていました。
後姿もGOOD!

チタンの2本出しマフラーがメッサいい感じでした。

このマシンのオーナーになるなら大型もいいかな・・なんて感じていました。

あまり興味はないけど。
チタンマフラーの部品でこさえたチタン風鈴♪

チリンッ!チリンッ!チリンッ!って

これがまたいい音してました。
8Hピット名物と書かれていました。

本当かどうかわかりません(爆)
メインスタンド方面に。

カメラ小僧の行列が。

やっぱり8耐といえば、これになりますね。
会場はとても暑かったですけど、こういう風景は涼しくていい。

すばらしい。
この日はフロントサス廻りを見に行く予定でしたが、

気がつくとこの会場前にすがりついていたような気がしました。

整いました〜。

8耐とかけまして、フロントフォークととく、そのこころは

どちらもモノサスが立ってます(爆)
2010年7月25日 この日は9:00から家族で出かけるので8:00からフロントの様子を見にいきました。

ホームコース。

県道30/45号線・・。

峠ではどうなんだろうか・・。
朝8:00だというのに、どうですか・。この暑さは・・。
直射日光、空冷エンジンの熱気、セミの声。

山に向かうにつれて、涼しくなるどころか、どんどん蒸し暑くなってくる。
暑いので、木陰でずっと休んでいました。

全然フロントの調子・・見てませんやん(爆)
このあたりは、天然&自然クーラーですね。

いるだけで川の音、涼しい風、もうたまりません。

エンジン・チンッ♪チンッ♪とずっと音してました。

空冷エンジンは生き物みたいでいいですね。
8:40下りにさしかかりました。

奥に見えるは松阪市街。

街が煮えたぎっているように見えました。
8:50 松阪インター前のミニストップで休憩。

この日攻めた結果、フロントはもうちょっと下げたほうが良さそう・・。フォーク延長キットはやっぱり要らないところで決まりかも。

エキセンも元に戻したら、車高も下がってひょっとしていい感じになるかもしれません。

なかなか車高の調整、前後バランスとは難しいものです。
Z400FXはネックが高いから、ここまで下がらないと思いますが、この辺がきっと答えなのでしょうね。
この日は家族で鈴鹿に行っていたので、ついでにD-PROJECTさんでタイヤを買いました。お店に展示してあるZ400GPレース車両。前後ZXR400ホイール、フロントは倒立。左出しマフラー、アップハン、リアはノーマルスイングアームにZXR400のホイールがはまるんですよね。

タイヤの事忘れておしっこちびってました。
最近Z400GP見る機会おおいなぁ。

実際にレース走ってたマシンはオーラが出ていますね。

しかし素晴らしいマシンです。
ノーマルスイングアームにZXR400のキャリパーは最高にマッチしていますね。ひょっとしてトルクロッドをフレームマウントする為に左だしマフラーなのかぁ・・と。多分そうね。し・・渋い。

「お兄さん、どれにしますか?」

「は・・・はい」

みたいな。
結局のところ、ダンロップさんのα-12にしました。
今回はZX-4のホイールメンテナンスも行いたいので、とりあえずZRX400のホイールをはめて車庫にしまいこみました。ZRX400のフロントホイールの重い事に気づきました。

これで当分は走れません・・。
あれ?何でフロントブレーキスコスコなんやろ。


・・・・・・。



またキャリパー外した後握ってしまった。
近所の車のタイヤ屋さんでタイヤを外してもらってきました。
ベアリングも相当怪しい。

といってホイールを水洗いしていいんかい(爆)
2010年7月27日 会社から帰ると

ピーンポーン♪

「父ちゃん、何か荷物来たで〜!」

「おおぉ〜!」

3490円で落札したZX-4のフロントフォークが到着した様子。
ショックブーツもちょっとハゲてるけれど、まぁまぁ綺麗。

KYBのステッカー貼ったら、バイク詳しくない人、

「カヤバですかぁ?」

「モリワキカヤバと呼んでくださいっ!」

で通用しそうなデザイン。
あらららら・・・ダストシール、逝ってもうてるやん。
さてさて、動きの方は・・・・。

体重79キロの私が押して・・・。

スススススーっ!

細川ふみえのデビュー曲かっ!
もう片方のサスもいい感じで沈み込みました。
この日はホイールの剥離の続きを。

随分めくれましたが、あと3割を残して終了。

体力なさ過ぎ。

汗だく。
こいつも塗り倒しました。

けれども塗装が強いのか、なかなか効きません。
上の方もたくさん塗りましたが、全くめくれてこない。

ヤバイ塗装ではないかな?
2010年7月29日 この日は仕事を終えてから伊勢のまっちゃんさんのガレージに。

フロントフォークの剥離剤は塗ってすぐは効かなかったけれど、炎天下の車の中に入れておいたせいか、一日経って化学反応かな?ヘロンヘロンに。


西川キヨシの嫁はんかっ!


それ、ヘレン。
ね〜ヒロシ〜。

日焼けクリーム塗るの忘れた〜。

みたいな。
まぁ、剥離剤塗ったまま車に積んでいる人はいないでしょうけど。
結局のところ、謎Zさんにホイールのベアリングを抜いていただく事に。

品番を確認していただき、部品注文していただくことに。

「まっちゃん、ベアリング抜くの何回目?」

「ZXR400、ZRX400、今回のZX-4・・。」
話しているうちから、もう外しにかかっていました(爆)

「まっちゃん、このベアリング・・。動かない。よくこんなので今まで走ってましたね。」

「そ・・そうなの?」
「まず、ダストシールとってみますわ。」

「は・・・・はい。」
「うわー・・これはひどいなぁ。ベアリングというより、錆びのリングですよ、これ。水もたくさん出てくるし。」

「水洗いしてしまいました・・。」
ZX−4かぁ、コチラから叩いたったらとれるなぁ。

コキーン!!

取れたっ。
片方のベアリングと、ディスタンスカラーがポロリん。
もう片方も・・。

スコーン!
「ベアリングは双方逝ってますね。よくこんなのでホイール廻ってたものです。」

「指で廻らないから、メッサ抵抗あったと思います。」

って言ってる場合かっ!
剥離作業の続き。

ホームセンターで購入した剥離剤では効き目全くダメなので、伊勢のまっちゃんさんに業務用強力スケルトンを頂き、早速塗りました。

「まっちゃん、ちょっとしか残っていないけど、全部使っていいよ。また切れたら新しいの注文しておきますから。」

「ありがとう・・。」
一晩経ってもめくれなかったフォークの塗装も、ご覧の通り、塗る矢先からペロリンチョ!

今まで何だったのか。

ホームセンターの剥離剤と業務用の違い。

時間に換算するともの凄いロス。
ホイールも、フォークもかなりめくれました。

ここで業務用剥離剤は切れてしまいました。

「まっちゃんさん、また新しいのお願いします。」

「最近あんまり使用しないからね。新しいの届いたら連絡入れますわ。」

「よろしくお願いします。」
あともう少しです。

続きは後日する事にしました。
Z400FX TOPへ  NEXT STAGE

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