私が21歳の時、1988年に購入したSHOEIケビンマギーレプリカヘルメット。

ずっと愛用していましたが、さすがに20年の歳月を過ぎると特に頭の上のスポンジが砂のようになり、ヘルメットを脱ぐたびに頭が真っ白になりました。
それでもSHOEIの古くて丸い形状のヘルメットは、80年代を彷彿させる。このStageでも初期の頃はずっとこのメットを愛用していました。

ある日、中の発砲スチロールが分離し始めた。

「もう、このヘルメットともお別れなのか・・。」

そう思いつつ、部屋の片隅に置かれていました。
ブルパパさんからKIYONARIレプリカのヘルメットを頂きました。それよりずっとこのメットを愛用し続けていました。このメットは、フィット性良し、冷却性よし、インナーも洗浄できるという優れもの。
出来るかどうかわからないけど、ケビンマギーをもう一度再現しようと決意しました。

勘のいい和歌奈が父ちゃんヘルメット塗るの?といいに来ました。子供って何でわかるのかな?

え〜!ドラゴンなくなっちゃう〜!って、娘はメッサ気に入ってたので塗るのは忍びなかったんですが、いよいよプランニング開始。
塗ろうとしているメットには頭上に大きなエアダクトと、後ろに大きな羽根がある。シールドの両端もAraiの様なサイドパネルも無くなっていました。ヘルメット自体の形も流線型で行けるかどうか不安でした。

まぁ、何とかなるかな?という感じで。
上の黒いラインはラインテープなるものを鈴鹿の南海部品であらかじめ調達。
あわせて、SHOEIとRKのステッカーも用意。RKは余分ですね。
2010年5月2日 朝4:30に起床し、いよいよ全面にペーパーを当てて塗装開始。

30分起きに薄く塗る作業を繰り返しました。
ところがどうもうまく行かない。

垂れる、はじく。やり直しを繰り返し、アピタ開店と同時に缶ペンを買う、やり直しを繰り返すうちに、トヨタスーパーホワイトのボディーペン何本買ってるんだか・・。

ブルパパさんから頂いたメットだけに、絶対に失敗は許されない。もう後戻りはできない。根性で作業を続けました。
16:00 ようやく見えるようになって来ました。
並べると、南海部品でSHOEIのステッカー買うと、SHOEIの文字の横にRがあったり。いろんな違いが解ります。

何で赤の蛍光色にしたかですが、当時レース見に行った時、ケビンマギーのメットの赤の部分は間違いなく蛍光色だったから。大阪駅前の南海部品さんには今でもケビンマギーが被っていた本物のメットが展示してありますが、コレも蛍光赤という事をつかんでいた。
あごの部分の赤色延長など、若干の補修をして、17:40ようやく完成。

メッサオキニ・・。

パパさんごめんなさいね。

これからも、ずっと、大事にします。
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