昨年沼津はアキヤマ先生がZ400FXを売ってしまったことは私にとって衝撃的な出来事でした。

2009年11月29日にアキヤマ先生と松阪にホルモンを食べに行ったときに話していました。
「アキヤマさん、もうFX乗らないの?」
「そうですね、今はZ1Rだけですかね、またチャンスがあったら乗ろうと思っていますけど。」
「昨年沼津にお伺いしたときは皆さんFXで走りに行きましたけど、あの時お世話になったアダチさんもZ1になってしまったし、私ひとり取り残されていきます。」
「エンジンもパーツも何もかも売ってしまったけれど、これはっと思うものはイトウ君のところに預けてあるんですよ。」
「そうなんですか、いつの日かまた復活させて欲しいなぁ。」
「もうコンセプトは出来てるんですけどね(笑)」
「乗るんですか?」
「いやぁ、いつかはわからないけれど、ベース車両はいつも物色しているんですよ。最近多いしね。ヨーロッパのものが。」
「そうですか、是非とも復活させてください。」
「まっちゃん、イトウ君もいるしね、ひとりぼっちじゃないから。」

そういう会話が松阪のホルモン屋一升びん本店で交わされていました。
年は明けて2010年2月14日。伊藤君のガレージにメッサカウルの大きなFXが停まっている写真をある掲示板で見かけました。私がドナー君を連れてくるかどうか悩んでいたころでした。

「伊藤君のガレージにごっついの停まってますね。」
「まっちゃんさん、あのマシン誰のか解りますかぁ〜。」
「ひょっとして・・・。」
「とりあえず預かっています(笑)」

もう誰だかすぐに解りました。
早速電話をかけることにしました。
「アキヤマ先生、あのマシンのオーナー、アキヤマ先生なのね。」
「バレちゃいましたか〜。」
「私、2月21日に、鈴鹿さんとイトウ君のガレージにあのZX-4の足廻り組んだベース車両を取りに行くんですよ。」
「ははは。実はイトウ君ね、2月20日に仕事が終わったら、沼津までこの車両届けに来てくれる予定になっているんです。」
「夜に?沼津まで。私行くの21日の昼過ぎですよ。」
「彼の事だから夜中に運んで朝・沼津出て昼過ぎにはガレージにに戻ると思うんですよね。」
「そうか〜、実車見れないんですか〜って、イトウ君は本当にタフね。」
みたいな会話が続きました。
ということで、私のガレージにドナー君が届くのと半日違いでアキヤマ先生のマシンはアキヤマ先生のガレージに届いていたのでした。

瞬時にカウルは外されて、エンジンも降ろされていきます。

リアホイールはなんとZ400GP海外ブランド用5本キャストドラム仕様。ちょっと思いつかないカスタムです。

ものすごくシンプルなデザイン。
汚かったエンジンも。
ピカピカにされていきます。
3月2日にはフレームだけになってますやん。
そして、エンジンは載せられていきます。
純正キャブのアルミファンネル。これカッコいいな。
可変コンドルはクッピーニというイタリアのブランドだそう。
ロッキードね・・。以前四国のブルースカイさん、鈴鹿の8耐のウエマツさんのベース車両で見て以来でした。
リアホイールはゴールド塗装。ドラム部はブラストで深い銀色に変色。

こうしてみると、RSのキャストに見えるから不思議。
3月7日の画像。
やっぱりE1エボニーのピンストライプで来たかっ。

こうしてアキヤマ先生のニューマシンは驚異的なスピードでレストア&カスタムされていくのでした。

2月20日あたりから沼津と松阪で方向性の180度違うFXが同時にカスタムされていきます。
近況はアキヤマ先生のホームページ

ネルマス・FACTORY K.B. で確認できます。

でも本当によかった。アキヤマ先生のFX復活に乾杯です。
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