2009年4月5日。桜が満開のシーズンがやってきました。この日は15:00からひとり、白山〜一志に満開の桜を見に行きました。

桜はとても綺麗でした。
私の車検満了日は4月初めなんです。毎年このシーズンになるとバイクがないとか、チューンに出してるとかですが、今年は走ることが出来る・・。もうすぐ上がってくる外装にワクワクしながら流してきました。
2009年4月7日。1回目のクリアが終了したと連絡頂きました。
2009年4月9日。2回目のクリアが終了したと連絡頂き、仕事が終わってから見に行きました。
ものすごく綺麗に仕上がっていました。
ゴールドラインにもグラデーションラインにも全く段差が無い。これはプロの仕事だなぁ・・と感無量でした。
ミツトモショップの塗料軽量場所では、E4グラデーションラインのカラーを合わせた跡がありました。

いろいろ苦労したんだなぁと思いました。
今回使用していただいたsikkensのクリア。フレームに使用したエポキシプライマーと同じヨーロッパのメーカーのもの。ベンツなど高級車に使用するクリアだとか・・・。

「乾くのに時間かかりますから11日に交換しに来たらどうかな?」

「わかりました。」

こうして店をあとにしました。
2009年4月10日。いよいよ外装チェンジを明日に控えました。長くお世話になったムラサキ外装。多分これからも忘れる事はないでしょうね。
2009年4月11日。作業54日目。2008年6月7日からはじめていたエンジン&外装チューンプロジェクトもようやく終わりの日となりました。
タンク、サイドカバー、テールカウル、これら外装は素晴らしい輝きを放っていました。
ムラサキタンクからエンブレムとガソリンコックを移植しました。
いよいよ仕上がりました。

「随分よくなりましたね。」

「いや〜長い間ありがとうございました。」

「また来てください。」

「ありがとう・・。」

こうしてミツトモショップを後にしました。
ガレージに戻ってからもじっと眺めていました。

お酒を飲みながらこの1年の事を思い出していました。
本編には無いのですが、フレーム切断中にサンダーが顔に飛んできて負傷した日。なかなか血が止まらなくてまいったよなぁ。

でも目を怪我しなくてよかった。
バンソウコウを貼りながらブルーになっていた。
いつも作業は夜中まで・・。
しかし確実に言える事は、この一年でブレーキキャリパーや特にエンジン、ヘッド、シリンダ、ピストンをバラして中身を知る事で、頭の中で考えながら走ることが出来るようになりました。

結果的にあまり無理をしなくなったと言うか、このバイクを大事にすることにつながったのです。

知らないと知るとでは大きな違いかな。
そして、エンジンチューンでお力を貸して頂いたエンジニア先生。
溶接やメッキやワンオフパーツの製造をしいただいたオデーさん。
そしてGPz400Fヘッド、各種パーツの部品を揃えてくれたアキヤマ先生とその友人の皆様。

そして長い間お世話になったミツトモさん。

他、関係者の方々にこの場を借りてお礼を申し上げます。
延べ308日、作業54日という長い歳月だったけれど、得るものも多かったなぁ・・。

ガレージでそうつぶやいていました。
こうして素晴らしい外装と素晴らしいエンジンを得る事が出来ました。

重ねて関係者の皆様に御礼申し上げます。
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