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![]() 10:26いよいよ出発の時間になりました。 |
![]() 天気はいいけれど、かなり寒い。さて、FXだとどれくらいかかるのかな。いよいよ片道300キロの旅が始まりました。 芸濃ICから高速に乗る。確か11:20くらいでした。 |
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![]() 風景全く変わらんがな・・。 という感じでした。本当に静岡まで遠い。 |
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![]() あぁ・・・。 本当に遠く感じました。 |
![]() そんな時、遠くからメッサ大きな爆音が聞こえてくる。 「これわぁ、アキヤマ先生に違いない・・。」 |
![]() 来ました。 アキヤマ先生の登場。 |
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![]() ふと、考えた。 1.沼津というところはナンバー付けなくても捕まらない。 2.アキヤマ先生のことだから、こういうのがトレンドとか言い出す。 決して忘れたとか落としてきたとかは期待したくなかったので(笑)黙っておこうと思いました(爆) |
![]() 「おおぉ〜。先日はお世話になりました。ご無沙汰しています。皆さんお元気ですか?」 「アダチ君も元気にしていますよ。まっちゃんがここに来るの楽しみにしていたんですよ。」 「ありがとう・・・。来た甲斐がありました。」 |
![]() 「そうですかぁ、慣れちゃうと静かなんですよ〜。」 相対的な考え方と、絶対的な考え方〜。いろいろあって面白いんだなと思ったりして(そんな問題?) ちょけすぎ。 |
![]() 「これいいでしょう。なかなか無いんですよ。」 「三重は津の解体屋ジョージ君のお店でも見た事ないなぁ、これ凄い凄い!」 「ははははは、あ。は。・・・・・・・・・ナンバーついてないさー。」 |
![]() 「知ってたよ。」 「えー!僕、ナンバー無しでここまで来ちゃったの?」 「・・・・・・。」 「何だかリアタイヤのあたり、すっきりしてるなぁと思ったんですよね〜、あははは。」 「てっきり、沼津ではナンバー無しでもいいと思いましたよ。」 「はははは。じゃぁ、行きましょうか?」 「・・・・・・。どないやねん(汗!)」 |
![]() そうして、沼津を2台で走りました。 Z000FXクランクとピストン、GPz400Fヘッドとカム。同じエンジンメニューの2台が走る。夢のようなシーンでした。そしてセパハン。アキヤマ先生は渋めのカフェレーサー。私は殆どゼファーみたいなところもGOOD? |
![]() そこにはGPz400Fシリンダとピストンでボアアップ化されたZ400FX、Z1R-T、GPz750Fなどたくさんのバイクが。 極めつけは、Z400FX、Z400GP、GPz400F、Z550FX、Z400LTDに至るまで、この系列のエンジンパーツがそこらじゅうに転がっている事でした。 「アキヤマ先生、これエンジンいくつあるのよ。」 「趣味ですから・・・趣味。」 |
![]() 「バラしてみます?って、もう16:30やで、アキヤマ先生仕事あるんでしょ?」 「なぁ〜に、こんなの30分で出来ちゃうんだから。折角だからやってみましょうよ。」 「やってみましょうよって、腰下やで、コシシタ。OHでいうところの15万円コースのコシシタやで、コシシタ。ワシ、メッサくどいがな。」 「こことここのボルトから外すんですよ。」 ガガガガガガガガ! もうやっとるがな(汗) |
![]() 「パカッ!」 「外れたがな〜。」 「意外と簡単でしょ。これがプライマリーチェーン、これがミッションなんです。アダチ君もこのノリでしたから。」 「はは〜ん、なるほどなるほど・・。」 「これがクランクメタル、色のついているのがマニュアルで言うところのこれなんです。」 「何や、沼津についてから、刺激強すぎで、錯乱状態やわぁ。」 「そんでもって、ここだけはハンマーでこうするところがミソなんですよ。」 「何や、心臓移植の内科医がカリフォルニア空港に着くなり・・。」 「そんでもって、このリングをこうして。」 「何や、パティシエが半年お金貯めてフランスの空港につくなり・・。」 |
![]() 「何や、もうバラバラやん〜。」 バラすのに10分もかかっていない。腰下は全てバラバラになっていきました。 「じゃぁ、まっちゃん組み立ててみましょうか。」 「組み立ててみましょうかって、ボルトも何もかもバラバラやで。」 「こんなのは全て頭に入っちゃってるんですよ、何回かしてると憶えちゃうさ〜、こうしてこうして、ここはこうして・・。そこでひっくり返してね。」 みたいな感じでZ400FXエンジンはプラモデルのように組み立てられていく。バラして組むのに30分。凄い光景。 |
![]() 「まぁ、やり方教えてもらいながらだから速いけど、確かに出来ちゃいましたね。」 「やってみるまでは難しいけれど、やって見ると意外といけるんですよ。」 「しかし、何度も言うけど、どのネジがどこってよく解りますよね。」 「もう覚えちゃったかな、何回もやってるとね、覚えちゃいますよ。」 「いい勉強になりましたわ、多分しないけど(爆)」 「クランクのメタルとか、この先きっと交換することになりますよ。」 「難しそうね。」 「もう一台エンジン落としてコツコツやると面白いかも。」 「それなら出来るかな?」 |
![]() 「アキヤマ先生、さっきから気になってるんだけど、このマフラー曲線が美しいなぁ。」 「これね〜、マキシム管って言うんですよ。とても珍しいもの、12万円くらいで取り引きされています。いいでしょ。」 |
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![]() 「アキヤマ先生、ホンマに好きやなぁ。」 「今日は名古屋からもっと好きな人来ますから。」 「名古屋?東海圏じゃないですか。そんな人くるんだ。」 「オールセレクト&ビートキャスト仕様なんです。いい青年ですよ。多分びっくりしますよ。」 「走る宝石ですね。これわぁ、楽しみですね。」 そろそろお店に行きましょうか、お腹空いてるでしょう。」 「行きましょう。」 そうしてガレージを後にしました。 |
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![]() 長旅の疲れからか、1杯でひっくり返りそうになりました。 「まっちゃん、ちょっと外へ出て、近所で串焼き食べに行きましょうか。」 「イコイコ・・。」 そうして一時お店を出ました。 |
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![]() アダチさんは今まで何度かお話していましたが、皆さん初対面なんだけどこのコンテンツのおかげで皆さんは私のことを知っていても、私はお逢いした事が無いという、こういうシーンは結構多くて。 アダチさんは想像していた人物とは違い好青年だった。というか私が最年長というのはいかんなぁ。皆さん若くて素晴らしい。 1:40までFX談義を。明日は6:30起床。起きれるのかな? |
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![]() 「はい、今回沢山買っちゃいました。」 「沢山てか〜。イトウさん、何者ですか〜。」 「アキヤマさんから薦められて・・。」 「はははは。そういうことね。」 |
![]() 「もう、Kawasaki旧車セパハンの会、名づけてKKSKC3台目やわ。」 「入れてもらえるんですか?」 「何でセパハンにしたの?」 「カッコいいから(笑)」 「合格〜!」みたいな。 |
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![]() 「そろそろ寝ましょうか。」 「寝ましょう。」 そうしてお風呂に入れてもらい、眠りについたのは3:30頃だった。 ビュービュー嵐のような風が吹いていました。沼津だから海風もあると思うんだけど、夜は12月だから確実に冬の風だという事、外では凍りつく風が吹いている事をこのときは忘れていました。 |
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![]() リアホイールは2.5JのZ1000GPかZ1000Rの7本キャストホイールがさり気についていました。130タイヤが違和感なくついている。ベアリング等非常に苦心されたことも、さり気にこなしているところが秀樹★感激。 Z400GPのフォークに550ダブルディスク。これまたさり気なんですよね。10数年乗っているところも、またさり気でいい。 コンセプトがしっかりしてて、本当に大切にされているバイクはビューテフォーですね。 |
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![]() 「写真撮るの忘れたがな。」 「また来りゃいいじゃん。」 「そうね〜。」 みたいな。 |
![]() 「まっちゃんバイク換えてみます?」 「いいの?」 ということで市街地までバイクを交換することに。 ちょっと吹かしてみる。 フォーーーーーンッ!! すごいマフラーの抜け。すごいポジション。フロントもすごく硬い。同じバイクなのにこれだけ性格が異なるんだなと何度も思いました。 |
![]() 「まっちゃん、どう?」 「こいつわぁ、凄いなぁ。エンジンメニュー一緒なのにね・・。」 「まっちゃんのフロントフニャフニャじゃん、よくこれで攻めてますね。ホワイトパワー入ってるんでしょ。」 「入ってますね、でもアキヤマさんのは750FXでしょ、多分構造が全然違うと思うよ、全く挙動が違うから。」 「そうですか、そうですか」 言葉では現せない、それくらい性格の違うフロントの挙動。リアはそんなに変わらなかった。 |
![]() 「まっちゃん、10年前は2ストで一杯だったんですよ。」 「どこも一緒ですね、今では大型ばかりだから。」 |
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![]() 「全部載せてたらStage105、縦3メートルくらいになるわ。」 「いいじゃない。」 という事で撮影会を。 アキヤマ先生のマシン。ロングタンクに超バックステップ。カウルもいい感じでついている。写真では解りにくいけれど凄いオーラなんですよね。 |
![]() 私のZ400FXのオリジナルバックステップよりもさらにバックさせたFXに初めて乗りました。 |
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![]() 「まっちゃん、これからFXどうしていくの?」 「そやなぁ、外装の全塗装、GPz400Fのクラッチカバーにしたりいろいろまだやる事沢山ありますよ。」 「GPz400Fのクラッチカバーならあるから、今から換えちゃいましょうよ。」 「マジでかい。」 |
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![]() 「まっちゃん、これあげるよ。」 「これ新品じゃない。」 「いいよいいよ、そのゼファーのクラッチレバーと交換でいいから。」 「すまんなぁ。」 そうして、ワイヤーもGPz400Fのものに交換されていきました。 「すばらしくよくなったなぁ。ありがとうね。」 「うんうん。」 |
![]() ということで3.0Jのホイールの試着が始まりました。 |
![]() でも微妙なカラーの幅、チェーンアジャスターの幅などが邪魔してうまくはいきませんでした。 けれどもなんとかカラーを即興で作成しはめるところまで来ました。 |
![]() この時15:00になっていました。早く帰らないとまたあの寒さがやってくる。 |
![]() 「楽しかったですね。また来てくださいね、今度は私たちが三重県に行きますからその時はよろしく。」 「またいらしてくださいね。アダチさん、イトウさんもよろしく。」 「はい、また。」 そうして15:20アキヤマ先生のガレージを出ました。 |
![]() 「ナオちゃん、道に迷った・・・。沼津インター解らなくなってしもた。」 「ひでやん、えらい日暮れてきたで〜。」 |
![]() 「ナオちゃん、富士ICまで来てしもた。ここで下道最後の休憩にしよう。」 「ひでやん、もう既に寒いなぁ。」 富士IC手前のコンビニで暖をとりました。 |
![]() 「ひでやん、あんたジーパンで寒むないんか。」 「今は寒くないけど、きっと高速で死ぬ事になりそうね。ところで、ナオちゃんそのツナギの下は何なん?」 「Tシャツ1枚。」 「・・・・・・。急ご。」 |
![]() 焼津までずっと大渋滞だったのである(汗) |
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![]() 「ナオちゃん、意識が飛びそうやわ、ワシ、カッパ着るわ。」 「こらぁ!オレがツナギの下Tシャツ一枚やのにお前よう着るよなぁ。」 「ナオちゃん、服積んでないのか。」 「積んどったら着とるて。」 「降りて、ユニクロで服買おうか?」 「この近くにユニクロあるんか?」 「知らん、適当に言ってみた。」 「ええ加減にせいよ〜。」 |
![]() そうしてご飯を食べました。 「ちょっとあったかくなったなぁ。しかし、ここのラーメン凄い味やなぁ。」 「ほんまや、醤油だけか。今19:00やで、ホンマについたら21:00やなぁ。湾岸寒いやろうなぁ。」 「そろそろいこか。」 |
![]() 「ナオちゃん、なんや、布出てきたわ。」 「やっちまったなぁ。こんなん飛ばせへんやん。」 「すまんけど、後生の頼みや、置いてかないで、頼むわ。100キロで行くから。後タイヤ湾岸でパンクしたらそれこそ死ぬわ。」 「100キロって、22:00になるぞそれ〜。」 「お願い。」 「まぁ、仕方ないなぁ。」 |
![]() こうして19:10浜名湖パーキングを出ました。 |
![]() 2人とも左手エンジンを触りながらという異様な風景。 19:40ようやく刈谷パーキングに到着。 |
![]() 「いや、眠いというより死ぬ寸前らわ。」 「もうここまで来たらもうちょっとらで。もうちょっと。以前横浜に行った時もそう、ここまで来ると三重県に帰ってきた気がするなぁ。」 「ひでやんろうでもいいけど缶コーヒー飲もら。」 2人とももう限界が近づいていました。2人とも鼻水垂れている事に気づいていない(爆) マジで気温は1〜2℃だったと思う。その中をかれこれ4時間近く走っている。ろれつがまわっていない。確実に意識がおかしくなってきていました。 |
![]() 「まぁ、ひでやんあと1時間の辛抱やで、ゆっくり行こに。」 そうして沼津ツーは終わりに近づいていました。 刈谷パーキングで嫁さんに電話しました。 「チンチクリンのお風呂沸かしておいて。」 「今、どこなの?」 「まだ愛知県ですわ。」 「寒いやろ、お風呂沸かしとくわ。」 |
![]() この時入ったお風呂の気持ちよさは一生忘れる事はないでしょう。 不思議な事に、ここまで体が冷えていると熱いお風呂に入ってもお湯がすぐに冷めちゃうんですよ。これには本当に驚きました。 正直、寒さをなめていました。前にも書きましたが。何度も何度も。 12月の夜の高速は二度と走る事はないだろう。 |
![]() アキヤマ先生、アダチさん、イトウ君、ハセガワさんをはじめアキヤマ先生のお友達の皆様にお礼を言いたい。 |
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