2008年7月20日作業23日目。Z400FX購入後待ちに待ったフレーム塗装の日がやってきました。私の愛姫は私に買われてからガレージ作成や化粧直しまでしてもらって・・・、きっと幸せなやつだと思っていました。
この日、オールコートミツトモガレージで塗装されるもの。フレームとブレーキキャリパー。特にフレームについては、エポキシプライマーの期間が長かったので、これ以外の色になる事に違和感があったのです(爆)

既にペーパーあて、これよりサフェイサー、ブラック、クリアーが塗られていくとの事。
いよいよブースに運ばれていきました。
「まっちゃんさん、今回のフレームは、ブラスト→補強→レイダウン1→EP塗装→レイダウン2→EP塗装と苦労してますから、色塗るのためらいません?」
「かなりわがまま言ってきましたから本当に塗っていいの?っていう感じがします。」
「何かするなら今のうちですよ。」
「もう何もすることはありません(^_^.)」
「ショートステアリングダンパーのネック部への溶接とか、ハンドルロックの強化溶接などするなら、いっまかな〜!」
「あの〜、ミツトモさんが、フってどうするんですかっ!」
みたいな。
キャリパーは、アルミなので、下地にこのプライマーを塗ることになりました。
蛍光色っぽい色。黄色かな。独特の香りがしました。
アルミとウレタン塗料のくっつきを良くするアイテムだとか・・。ミツトモさんの手によりひとつひとつ入念に塗られていきます。
そしていよいよフレームにサフェイサーが塗られていきました。
「色は白なんですね。」

「本当はフレームを黒にするならサフェイサーも黒がいいんだけど、ペーパーを当てなくてもいいノンサンドのサフェイサーで黒がないんです。まっちゃんさんのFXはエポキシプライマーがシッケンズで来ていますから、サフェイサーもシッケンズのノンサンドで行きました。」
「何やよく解らないけど、何やすまんことです。」

「簡単に言うと結構いいメニュー、綺麗になりますよ、きっと。楽しみに。」
シッケンズのサフェイサーも独特の香りがしました。

古い旅館の壁のような香り・・。中国で飲んだお茶のような・・。
キャリパーにもサフェイサーは塗られていきました。
あまり見たことのない状況。フレーム白というのも違和感があります。赤とか銀は見たことありますけど。
エポキシプライマーの上ですから見た目もっこりしているような感じ。
そしてブラック塗装がスタート。
全身白から一気に黒へ。
「いい感じに仕上がっていきますね。」

「まだ喜んではいけません。クリアも残っていますから。テッカテカになりますよ。」
「この上からまだクリアですか。凄くなりそうですね。」
「多分傷がついたらブルーになりますよ(爆)それくらい綺麗になります。」
全方向から塗られていきました。
キャリパーもささっと塗られていきます。
E1フロントキャリパー。ダースベイダーの顔みたいになっています。まだクリアを塗っていないうちからこの輝き。
E4リアキャリパー。使用するか使用しないかはまだ未定。
いよいよ最終工程であるクリア塗装がはじまりました。
「ミツトモさん・・、凄いですね、この輝きは。」

「各塗料にはそれぞれ役目がありますから。Z400FXミーティングでフレームに顔が映っているマシンがあると言ってましたね・・。映ってませんか?」

「本当ですね、映ってますわ。」
キャリパーもクリア塗装を。
こうして塗装は終了しました。クリアが塗られて新車のようになりました。
タンク下の部分はキラーンとして頬擦りしたくなるほど。
ネック部。強化溶接の場所も違和感なく仕上がっていきました。
一番手間をおかけしたところ。蛍光灯が映っています。
ピポット周辺。この辺りは一番赤かったところ。4年間赤かったから、嬉しくて仕方がなかったです。
こうしてブースは70℃に設定を。
2008年7月23日作業24日目。フレームは乾燥し仕上がっていました。塗りたての時とは違う艶がありました。
「まっちゃんさん、いい感じに仕上がったと思いますよ。これよりサス、ホイールをつけて組み付けへとプロセスを移すことになります。エンジンも一緒にやっていきますよ。」

なんだか綺麗過ぎて4年間汚かった愛姫とは思えないくらいでした。吊り下げられているフレームは何だか嬉しそうでした。
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