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![]() 「まっちゃんさん、このタンク、だいぶパテ使っているかもしれません。ベースには適さないかも。」 「マジですか?」 「給油口後ろ。ここは平面なんだけど丘になっています、あと両サイドが怪しいかな。自分のバイクのパーツは隅々まで理解しておいたほうがいいから、このまま塗らずにすこしめくってみましょうか。」 「やってみましょう・・。」 |
![]() 引っ付きが悪い部分はてっぺん。全く引っ付かないところは両サイドでした。 |
![]() 「何ですか、これは・・・。」 本来の鉄が凄く奥にいる・・。5ミリ以上はパテが盛られていました(爆) |
![]() 「これはかなり広範囲ですよ。磁石でくっつかないところ全て怪しいなぁ。」 そうして厚いパテはめくられていきました。 「1回目が黒、2回目が赤、3回目も赤。2回目の赤の時にすごいパテを使用していますね。それをまっちゃんさんがヤフオクで購入して、そのままお家の裏の塗装屋さんで塗った。ということですね。最後は、なまじっか綺麗だったからそのまま塗ってしまったんですね。」 |
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![]() 「私がヘコんでます(爆)」 「外が綺麗だからと内面サビ取りとコートまでしたからヘコむのも解ります。これだったら見本のE4タンクの方が程度がいいですし・・。」 |
![]() 「使用は出来ます。下の深いサビはエポキシプライマーで進行を防ぐことが出来るし、あとは溶接して引っ張ると、折角のWAKO'S内面コートが熱で焦げるから何か焦がさない方法で出すことが出来ればいけると思いますよ。」 |
![]() 「そのまま色塗りましょうか(爆)」 |
![]() 「板金屋さんなら多分どこでも持ってると思うんだけど、吸盤です。これである程度出たら、あとはこっちのもんですよ。」 「ではやってみましょう!」 従業員のお兄さん(ミスタートヨダ)も登場!3人がかりで作業は始まりました。 「ふんむー!!(-.-) あかん!惜しいんだけどな。」 |
![]() カンカンカンカンカンカンカン!! 「これ何で叩いてるの?」 カンカンカンカンカンカンカン!! 「・・・・。」←必死 「私が代わりにご説明しましょう。鉄を延ばしているんですよ。そのまま叩いても伸びないけど、吸盤で固定する事で、そこを基準に周りを叩いたら伸びますよね。」 |
![]() 「そろそろ来るで、これ。」 バコッ!! 凄い衝撃音と共にタンクのへこみは引っ張り出されました。 「よかったですね。これでパテは極限まで抑えることが出来ます。」 |
![]() 「この道具はあまり使うことはありません。溶接して引っ張れない、うってつけの場面で、うまいこと使用できて良かったです。」 |
![]() 「そうですね。ここからは私たちのお家芸ですしね。」 |
![]() ということで、サビのひどい部分の塗装を剥がしていきました。 |
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![]() 気づいていなかったらしていなかった作業。浮いたサビのおかげで、少し形が違うから真実を知ることが出来ました。知らなくてずっとそのまま乗ってきました。知らなかったらこの先もそのまま乗っていたでしょう。 そう考えるととても複雑な気持ちになりました。タンクの塗装はStageいくつくらいになるのかな? では、のちほど。 |
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