2008年6月29日作業13日目。日曜日だったので子供たちを連れてお伺いすることにしました。いよいよホイール赤塗装の段取りが行われようとしていました。

その前に、作業5日目にブラストをかけたフロントブレーキキャリパーの部品のチェックを。
Z400FXE1〜E3のフロントブレーキは片押し。1個ピストンの片側に貼り付けられたアスベストが腐っていました。
そして、フロントブレーキキャリパーのOリング。
パーツリスト12のOリングは1キャリパー4個。ダブルで8個ある。実際にバラすと8個中2個どこかに落としてきている。無かったところはブーツ(11)も破れて無くなっていました。利くと思って何もしなかったところも、点検しないとダメですね。
その日は子供たちとホイールのマスキングをしました。
上のワンスパンがミツトモさんの手本。

人の話を全く聴いていない親子の作品がその他・・。

「めっちゃテープつこてますやん〜。」

「すいません〜。はい、一緒に謝って。」←息子のせいにしている。
2008年6月30日作業14日目。

「今日はすごいものもって来ましたよ〜。」

「何?何?」

「まっちゃんがStage71でやってしまったもの。」

「うわぁ〜、モリワキレーシングタコじゃないですか〜。」

「いいでしょ!」
「これZ400GPのエンジンにはつかないってモリワキの人言ってたわ。」

「そんなことありません。」

「これワイセコのピストンだとアイドリング解らないからエンジン焼けるらしいよ。」

「そんなこともありません。」

「これ、なんや、僕、欲しいなぁ。」

「そのままですやん。」
2008年7月5日作業15日目。朝から娘と2人でアピタにZ400FXフロントキャリパーのOリングをと同じものを探しに行きました。

途中でレッドバロンにまた冷やかしに。
娘はレッドバロンのこのしゃべる人形がお気に。

「ハ〜イ、タイヤカウナラ、ダイレクトハンバイガデキ〜ウ、レッドバロンデ〜!」

「父ちゃん、何ていうとんの?」

「タイヤ買うならここで買うといいよって。」

「ふーん・・。」
私が入札したライトステーは、ゼファー400のものではなく、ゼファー400カイのものだということも解りました。

レッドバロンで何してんねん!
「こんにちわ〜、フェックスのお兄さんですよね。」

「いつもすいませんね・・。」

「いえいえ、冷やかし大歓迎ですから。」

「どうせやで座らせてもらいない。」

毎週土曜日朝は、ここに来ているような気がする。1本50円の缶コーヒーがまたうまいんだな。
アピタに到着。パッキン売り場へ。

ふむふむと、現物とノギスをもって計測。
厚み、外径、内径が全く同寸のOリングがありました!。

シリンダーのパッキンとかだったら不安だけどキャリパーが左右に動く際にボルトでグリス止めするパーツだから、今回は流用を決意しました。今まで2個無くても動いていたところですしね。

2個98円。
その日は夕方にミツトモさんのお店にお伺いしました。

ミツトモさん所有のモンキーを運転しました。

110cc。キックが重い。ドルルルルン、これは原付ではないわ。
フルTAKEGAWA仕様。80万円は費やされているという・・。
走りについては、自分のモンキーとは比べ物にしてはならない。5速のクロスミッションと110ccエンジンの相性はバッチリで、前後10インチのホイールは安定感があるし・・。バックステップが戦闘的。実に乗りやすかった。
私の通勤用モンキーちゃんが可愛く見えますね。

「ミツトモさん、工具貸してください。」

「何するんですか?」

「お願いします。」

「意味が解らない・・。」
それからシートキーの打ち合わせに入る。実は補強を入れたのでシートキーが入らないことが判明したのでした。
レバーにするか、補強を削るか・・。

ミツトモさんのFXを見ながら打ち合わせは続きました。
私のFXはメインとシートで鍵は2個ありました。本来は1個だと知らなかったのです。BBSのアダチさんの書き込みをみて本来は1個だと知りました。

「まっちゃん、やっぱりキーは1こやで、な。」

「かなりショックですわ。今までキーは2個と思っていたから。レバーにしましょう!」

ということで、私のFXのシートキーはレバー式に決定。
そう決まると、ミツトモさんマジックで、シートキーボックスはバラバラにされていきました。

死んでいるトンボは意味はありません。
そして、エアーソーで真っ二つに・・。

難しそうな顔をしているなぁ(爆)
めくられた、シートキーボックス。ここにレバーを溶接します。ユニットが飛び出てこないように、後日ミツトモさんにカバーを溶接していただくことになりました。
そうしていよいよ本題の作業が開始されました。日付は7月6日に変わっていました。まずはフロントホイールからサフェイサーが塗られていきました。
片側を塗ると、くるっとひっくり返して、反対側を塗っていきます。
次にリアホイール。
サフェイサーはご覧のとおり綺麗に塗られていきました。マスキングのみ私がやったものなのであまり見ないでね・・。
続いてフロントホイールが赤に塗られていきました。
手際のいい作業に秀樹★感激!
あっというまにリアホイールも赤に塗られていきました。
真っ赤だとかなりヤバいホイールです。
「クリア吹きますよ〜。」

「いよいよですね〜。」
クリアを吹くと一気に色の深みが増していきます。
ツヤが出て来ました。写真では明るく見えるけど、本当はファイアークラッカーレッドなので、もっと赤に黒が混じった落ち着いた色なんですよ。
いよいよ前後揃いました。マスキングがしてあると、リアホイールがレース用タイヤのように太く見えるから不思議です。
「乾くまでに、ラインとリムの部分のマスキングを外します。」

ぺろーん!

「おおぉ〜!いい感じですね〜。」

「苦労の甲斐があったでしょ!キャストホイールの醍醐味ですね。」
全部剥がすと随分感じがよくなってきました。
特にこのE4リアホイールの巨大リアハブ廻り。

すばらしくグラマラスでいやらしい(爆)

装着する日が待ち遠しくなりました。
「なでなでしたいなぁ。」

「慌てない慌てない・・。乾いたらいくらでも触れますから・・。」
後日ホイールを見たとき、非常に落ち着いていい感じに仕上がっていました。ディスクが装着される日が待ち遠しくなりました。

こうしてホイール赤塗装は無事終了しました。
Z400FX TOPへ  NEXT STAGE

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