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![]() 「まっちゃんさん、ちょっと乗ってみますか?」 「いいの〜?」 ということで少し走りに。 |
![]() メッサ軽いがな・・同じバイクなのに、足廻りだけで随分違います。 Z400GPエンジン、Z550GPクランク、ワイセコ、ポート面研、FCR31、ゼファー400クロスミッション、ZXR400前後、QUANTUMリアサス、オートマジックBS、油圧クラッチという目からウロコな仕様。まだ慣らし中なので、5000回転まで。 「代替でヨシムラサイクロン着いていますので静かですが・・。」 「了解!」 |
![]() 凄い低速トルクとレスポンス・・。ワイセコってこんなんだなぁと回していないけどすぐに違いを感じる事が出来ました。特にFCR。CRとは性格は全く違う。ガバッと開けてもついてくる。 フォーーーーン! あかん、5000以上行きそう。性格上廻したくなる。クロスミッションなので456速が殆ど同じギアレシオ。これは性格が違いすぎる。 |
![]() 「すごいトルクとレスポンスですね〜。びっくりしました。あと、ひらひらと倒れて私のFXとは足の性格が違いすぎて・・。」 「そうですね〜、ここまでやっちゃうとFXらしさが失われるから、モリワキカヤバ、BITOの18インチあたりが狙い目かな〜と思っているんです。」 「スペシャルメニューですね。」 「欲しい欲しいと思っているうちが華ですね。」 「その気持ち、解りますね〜。」 「私のこのFXここまで20歳の時から17年かかっていますから・・。」 「17年ですか。」 「17年前もFXは高くて。フレームだけでも17万円していました。」 |
![]() うーん。戦闘的なデザインです。 「すごい曲がり方していますね〜。Z400FXにこのプロトのラウンドタイプ付けている人は今まで見たこと無いかな。」 「曲がり方はアールズのラウンドあたりが一番いいかな・。すこし曲がりすぎというような感じがしています。」 |
![]() 「つや消しは埃がつくと目立ってしまいますから、テッカテカにした方がいいと思うんです。耐熱ではGUN(鉄砲)用のがいいと聞きました。」 「鉄砲用?そんな塗料があるんですね。」 「そう。鉄砲用。やってみますか?」 「面白そうですね〜。これ鉄砲用やで!これ鉄砲用やで!と自慢してもピンとくるかなぁ。」 「はははは。でも高いんですよ。」 「辞めておきます(爆)」 Z400GPだから、シリンダーも角なんだなぁ。私のは、丸の上が角になるのか。カッパ寿司のイカみたいになるのかな? |
![]() 「ずっと探していたんですけど、先日出てきたのでゲットしました。」 「なかなかいい顔していますね。ノーマルライトケースだからかな。」 |
![]() 「あれ?形が違うやん!」 「ホントですね〜。前期とカイで違うかもしれませんね。」 「これまたお蔵入りですね〜。またやってしまった・・。」 「いえいえ、お蔵入りだなんて・・。好きな形だから買ったんでしょ。だったら作ってしまいましょう。」 「作る?」 「そうです。作っちゃうんです。」 やっぱりちょっと感覚が違いますネ! |
![]() 「今回まっちゃんさんのもこのメニューでいきましょうか?」 「いい感じですね。」 |
![]() 「一番重要なところですね。肉盛溶接です。結構強くなりますよ。」 「タンク外してもらっていいですか?」 「いいですよ〜。」 ということでタンクを外してもらいました。 |
![]() 「ここのところは弱いし中も錆びるから上下塞いじゃうんです。」 |
![]() 「ここも補強を兼ねて塞いじゃいます。」 「中が見えないし・・。見えても仕方ないけど。」 「Zとかは左右に2本ありますが、Z400FXはこの辺が一番弱いかな。だから補強出来るところはやっちゃったほうがいいかな。」 |
![]() このプラスチックの質感ね。抹茶羊羹みたいでグ〜! |
![]() 「これ、計ったんですか?」 「偶然です(爆)」 |
![]() 「よくこんなビス見つかりましたね〜。」 「秘密のアイテムです。実はラジコン用なんですよ。ラジコン用だから高い高い。」 「ラジコン用は高いんですか?」 「高いっていうもんじゃないですよ〜。」 そうしてラジコンの話が続きました(爆) |
![]() 「エンジンもフォークも何もかもですか。」 「何もかもです。フレームだけにします。」 |
![]() 「了解しました。」 |
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![]() 「これ、スポっと抜いたらエンジンごそーん!うそーん!みたいにならないの?」 「はははは。エンジンごそーん!うそーん!は怖いですね。ならないですよ、エンジンはフレームに乗っかっているだけなんですよ。」 そう聞くとちゅうちょなくボルトを緩めていきました。 |
![]() エンジン上部のボルトは完全に腐っていました。 水の入るところだからかな。 |
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![]() 「ここですか。」 「はい、そうです。いきますよ〜。」 「せーの・・。よっこいしょ。」 ということでエンジンは無事降ろされました。 「私は仕事してますんで、全部外してください。工具は好きに使ってくださいね。」 「ありがとう。」 |
![]() フロントのステムのベアリングの玉がポロポロとれて焦りました。 |
![]() 「作業早いですね〜。そのまま、外に持っていきましょう。」 |
![]() 「普通はブラスト用のガラスビーズを使用しますけど、今回は砂を使用します。」 「砂ですか?」 |
![]() プッシュー!! 「痛っ!あいたたたた。」 砂は凄い勢いで跳ね返ってきます。ということで最初は写真のようなへっぴり腰に。 |
![]() 見る見るうちに塗装と錆が取れていきます。途中から虜になりました。 |
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![]() 「うわぁ。腰が棒のようになってきている・・。」 |
![]() ずっとこの姿勢なので、ウンコをしたくてしょうがない(爆)しかしツナギを脱ぐのが面倒なのでずっと我慢していた。なんのこっちゃ。 |
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![]() 「この際だから切っちゃいます。」 ということでサンダーで切り落としました。 |
![]() 頭もおかしくなってきていました(爆) |
![]() 「すいません。」 |
![]() 「溶接ですか?」 「もうすぐ溶接専門の友人がやってきますので。ネックの部分の補強は今日やってもらいますわ〜。」 |
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![]() フレームブラスト後、突然の溶接劇にびっくりしていました。 |
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![]() 「まっちゃんさん、直接みたら目焼けるから絶対みたらあかんよ。」 「はい・・。しかし眩しいなぁ・・。」 みとるがな。 |
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![]() 「何だか凄いですね。」 後で聞いたことだが、オーナーの前で溶接するのはプレッシャーだったらしいです(笑) |
![]() こうして、フレームのブラストと、ネック部の強化溶接作業は終了しました。 |
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