18歳の夏にZ400GPというバイクに初めて乗りました。20歳の夏、クラッシュして亡くすまで2年間乗りました。写真のような黒色に銀赤のライン・・。不思議な事に写真は改造はハリケーンのセパハンと、YAMAMOTOの弁当箱(直管)、BEETのバックステップ、当時流行ったCIBIEのヘッドライトリレーハーネス、ヨーロピアンウィンカーくらいだったかな。おしとやかに乗っていましたね〜。
ユニトラックサスという当時では珍しいモノサスで、リアがずっしりとしていました。倒しこんでもグググって沈み込む・・。みんなから柔らかすぎるよ〜って言われたけど私にとっては素敵なリアサスでした。大きくて飛び出たテールランプ、赤のスイングアーム、真っ赤なキャストホイール、真っ黒なエンジン。当時4時間耐久で優勝しただけあって、本当によく走りました。兵庫県明石に下宿していましたので、伊勢の実家の間をかなり往復しました。関から1号線で鈴鹿峠を北上し栗東から大蔵谷インターまで一気に走ったことはたったの一回だけで、たいていは関から名阪国道から阪神高速を抜け、大蔵谷インター経由、片道230キロをいつも2時間30分で走っていました。
Z400GPで一番特徴的だったのがこの四角形のヘッドライトと弁当箱のようなメーター。今見てもサブつぼが出る。私がZ400GPを愛して止まないのは、Kawasaki独特のエンジンフィールもあるけど、Z400GP独特のこのフロント廻りにあると言っても過言ではありません。
エンジンをかけると液晶のガソリンメーターがピロピロっと駆け上る。そんな青春時代の記憶をもう一度味わいたくて、半年間も探しました。無かったけど・・。しかし本当に速かった。今の私の愛姫も相当パワフルだけど、今はトルクで走っている感じ。じゃなくてピャー!!っと9000〜10000回転くらいから出るむなしいほどのサウンドと共に沸き立つトルクを楽しんでいました。3000〜4000くらいのトルクは今の愛姫よりもあったと思うんです。エンジンフィールだけで言うと、峠も、高速も本当にこのバイクは楽しくていいバイクでした。
タンクを上から見る限り、FXとそっくりなのがよく解ります。当時セパハンにしていてよく白バイに捕まった。セパハンだけで何点減点されただろうか。それが20年経って、今ではセパハンで車検を受けている。時代の流れとは本当に怖いものです。
クシタニのブーツやツナギはもう残っていません。今当時のモノで残っているのはこのケビンマギーのヘルメットくらいなものかな?このメットは今でもたまにかぶりますが、いい香りがします(爆)
ヤフオクでZ400GPのカスタムを発見しては、おしっこちびりそうになっている。写真はゼファー400カイの前後ホイール、フロントサス、ウエダスイングアーム、Z1000Rテールカウル、丸型ヘッドライトに換装したものですが、すごくマッチしているんですよね。
20年近く経過しているけど、サイドカバーや、シートなど記憶に残っている。本当に思い出深いバイクなんです。
書類つきフレームを発見しては、ウォッチリストに入れたりしている。もしもこのフレームに私の愛姫のエンジン、ハーネス類を装着して、メーター、足廻りなど再現したらいくらくらいになるのかな・・・なんて真剣に考えたりすることもあります。

やっぱり本当に好きなバイクだから、そんなシミュレーションもあっていいかな・・なんて。

青春を思い出すっていいですね。
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