2008年4月13日(日)は息子が中学校の自然合宿でお留守。嫁さんはお仕事。当然この春小学校1年生になった娘とふたりきりになりました。
「和歌奈〜どっか行きたいか〜?」
「いつものお風呂〜!」
「そうか、そうきたか、パンツとシャツ用意せい!」

と言うことで、松阪鈴の湯へ直行するわけが無い。

行く途中近所のレッドバロンにバイクを見に行くことにしました。
「父ちゃん〜、なんでバイク屋さんへ寄るの〜。」
「まーええやないか〜。」
と言うことで、買うことは絶対無いけど冷やかしに。 やっぱり見に行くといろんな発見があるということで・。エストレアのウインカースイッチはZ400FXのE4のものと同じ形であることを発見しました。ヤフオクならZ400FX-E4のハザード付きスイッチは12000円以上はしますが、エストレアのスイッチで検索すると3000円でお釣りが来る。27年以上意匠を変えないKawasakiに感謝感激秀樹★満足。これは裏ワザと言うしかない。そうこうしているうちに、レッドバロンのお兄さんがやってきました。
「どうでしょう、今何か乗られていますか?」
「はい、ゼファー400・いや、Z400FXに・・。」
「フェックスですか?だったら・・。」
「父ちゃんな〜、今日は買わへんのやに〜、見に来ただけなんやって!」
「ワシが言う前に冷やかしに来たと娘に暴露されましたわ〜。」
「ははははは、そういったお客さん多いですから・・。」
レッドバロン松阪店は、2階の床が網になっています。2階から1階が見えるんです。娘はその辺が結構お気に入りみたい。
「フェックスに乗られているなら、このninjaなんてどうでしょう?」
「父ちゃんな、今のバイク大好きなんやに!」
だから2階から言うなって!ホラー映画かっ!
「フェックスに乗られているなら、このZX-9Rなんてどうでしょう?」
「父ちゃんな、今のバイク大好きなんやに!」
頼むで、2階から言うな!ワシにもしゃべらしてクレイ!
「とうちゃ〜ん!」

そこにおったんか!

みたいな。
研究の結果、W650まで同じ意匠のウィンカースイッチを使っていました。
かわいそうにのう・・。30年も同じウィンカースイッチ使われて・・。

プッシュキャンセル方式じゃなくて、右に左に中央に戻す仕組みというのは、レトロな方式だと思っていましたが、Kawasakiの場合はそういう事ではなくて、シンプルな構造に人とバイク、そのナチュラルさを訴えかけているような感じがしました。


考えすぎ。
結局、娘は、銭湯でカキ氷を食べてご満悦♪

小学校3年くらいまでなのかな、一緒に入ってくれるのも。

そう考えると貴重な休日ね。
本題に戻りますが、早速ヤフオクで検索と検証を。Z400FXとエストレア250のハンドルスイッチは意匠は同じでも微妙に違う事が解りました。
@エストレアは文字がプリントだけど、Z400FXは文字を彫っている。
Aエストレアのハザードボタンは初期型はHAZARDと書かれているが、後期型は△マークがデザインされている。
B文字の色が違う。エストレアは白のみ。FXは黄色と白を使用している。
C当然ながらコネクター形状が違う。
こちらがZ400FX-E2のウィンカースイッチ。確かに形は同じです。
でも、よく見ると、文字が彫ってあるのがわかります。TURNが黄色。L・Rが白色。

色使いも当時のセンスでしょうか。何だかいい感じ。
そしていよいよ入札の開始。

エストレア BJ250A 左ハンドルスイッチ。

3000円以下なら買いです。
エストレア250のスイッチの入札をしている間に、出張の帰り道、アキバへコネクターを探しに行きました。

ここは以前に「熱や油に強い24色バイク用配線キット」なるものを買いに行ったところ。ガード下にはどんな形のコネクタでも揃うため、結構重宝しています。Z400FXにエストレア250のスイッチをつけるため、ゼファー400のスイッチ&ハーネスを持ってアキバへ。

なんだかややこしい(汗!)
「おっちゃん、これと同じのコネクターありますか?」
「自分で探してくんねぇか。そのへんにあっから。」
「はい・・・・。えーっと・・・。これください・・。」
「ストッパーがねぇけど、いいのかい?」
「はい、大丈夫です。これください・・。」
「おい、ヒロシ!これ勘定してやってくんねぇか?」
「へい!」

ここは江戸前すし屋かっ!
キルスイッチ側を忘れた事に気づきました。まぁ、でも恐らく、端子数は2か4か6か9だろうかと、適当に買っておきました。こんなに買って350円。どんなんや〜。
帰ると早速、キルスイッチ側をバラきました。アルミが腐っていて随分と削りました。
そしてナオちゃんに教えてもらったボディーペン+ドライヤーで焼付まがい塗装(爆)。
これ結構いいノリするんですよ。乾くの1分ですし・・。
仮付けして見ると、ハイスロとの違和感がまたGOOD!
文字が真っ黒なのがどうも気になりました。
4年前Z400FXを購入した時を思い出していました。そうそう、こんな感じだったなぁ。ブレーキマスターのタンクが大きく違うけど、でもキルスイッチだけでも随分と違うハンドル廻り。

そうしているうちにその晩にウィンカースイッチ側を落札。2600円でした。程度はどんなものだろうかと期待しました。
そしていよいよエストレア250のウィンカースイッチが届きました。程度は抜群にいい。
文字盤はプリント。これは色を塗っちゃったら文字が復活することはない。
Z400FX-E2のスイッチと並べてみました。やっぱり、30年選手は違いますね〜。

上下2分割式。下はハザードがいるからダメだけど、上のカバーだけでも使用できないものかと計画を・・。
エストレア250のハザードスイッチ。E4オーナーにはこのスイッチがついていたんだと思うと何だか嬉しかった。

邪道ですが。
コネクターも全く違うものでした。左がZ400FX-E2。メスになっている。右の2つがエストレア250。端子がオスになっていました。ゼファー400のメインハーネスは端子が9のものと4のものでした。それと比較してエストレア250は端子が9と2。まぁ、配線図を見れば何とかなるだろうという感じ。
そして、今までつけていたZRX1200用スイッチを外すことに。
仮付けを。一気に旧車の雰囲気に。あーこんな形してたわ〜と、また思い出していました。
いよいよキルスイッチの装着開始。OWスイッチとZ400FXのノーマルスイッチはバラバラにされていきました。
Z400FXのキルスイッチにあるライトやポジションのON・OFFスイッチはゼファー400のメインハーネスを使用している私には無関係なので、Z400FXのスイッチにコネクタをつけるのを辞め、そのままOWスイッチの配線を使用することに。フォーク近くで、バッサリ切り、接合することにしました。
キルスイッチは真っ黒ではダサいので、娘のクレヨンで塗装(爆)

これアダチさんに教えてもらった方法なんですけど、素晴らしい出来栄えになるんです。
新車の美しさを再現できたキルスイッチ。こりゃ装着が楽しみです。
いよいよウィンカースイッチのコネクタ移植作業。マイナスの精密ドライバーでピンのストッパーを押しながら1本1本抜き取っていきます。
9本+2本もあるから疲れちゃいます。
ZRX1200のスイッチを覗いては、これは何の線という事を確かめて行きます。そしてエストレア250の配線の色を見て、同じ役割の線の色を確かめて行きました。
そしてゼファー400-C6の電装図を見て、アキバ製コネクタに差し込んでいきます。
時は夜中の2時半。ホーンボタンを押した時、さすがに嫁さんに叱られました(汗)
こうして、ウィンカー、ハザード、ホーン、パッシング、ハイ、ローの機能を確認して作業は終了しました。

ハイスロ、ノーマルスイッチ、ラジポン。この3つでPOSHのバーハンの幅はいっぱいになりました。ノーマルスロットルに戻してもいいですけど、ハイスロも薄型のものがありますからいつかは換えないと。
速度警告燈のブラケットをオイルプレッシャーランプに利用・・。
着々とノーマル回帰への道は続いていきました。
Z400FX TOPへ  NEXT STAGE

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