Z1100Rなど2.5Jのホイールを探し続けていましたが、ドライブシャフトが20パイでインナーカラーの加工などハードルも高くてどうしようか思案していました。そしてZ400FX-E4のリアホイールを探し始めました。でもヤフオクにZ400FX-E4のホイールは出てこないか、出てきても程度の悪いものばかりでした。
Z750GPのリアホイールはZ400FX-E4と共通ですよと沼津のアキヤマさんから情報を頂きました。そうして検索ワードの幅を広げていたとき、ヤフオクでZ750GPのほぼ新品タイヤ付きの綺麗なホイールを発見しました。早速入札をしました。
タイヤの銘柄も運良く前と同じミシュランマカダム50Eが付いていました。そして8000円で落札を。タイヤのサイズは120/90/18。理想は私がかつてZ400GPに乗っていたときの120/80/18なんですけどタイヤ付きだから仕方ないか・・という感じ。GPz400Fのスイングアームに換装後、ケツ上がりに悩んでいたけど、またケツ上がりになりそう(笑)。本当に付くのだろうか・といろいろ心配事も多かったけど、またこれもカスタムの醍醐味というものです。
2008年1月16日。ホイールが届きました。すごく綺麗なホイールでびっくりしました。120/90/18のタイヤは思ったよりも大きかったです。もっと驚くべきことは、クロネコヤマトのおにいさん、玄関で荷物が重過ぎて「ここでイイスか?」と玄関先に置いていったという(爆)。以前E3リアホイールを外した事があるけど明らかに今回のホイールは重い。E4ホイールと共通という事だから、モデルチェンジでバネ下荷重を重くしたKawasakiのレーシングスピリッツに秀樹★感激(汗!)4時間耐久でCBX400Fに勝利する為にZ400GPで5本キャストホイールにして減量した事、そこにまたKawasakiの本気さを感じると言ういろいろ感動する日になったのでした(爆)。
いつかはE4ホイールにしようと以前解体屋ジョージ君のお店で購入し保管していたZ550FXのリアブレーキキャリパーを出してきては、仮でつけてみると、ピッタリフィット。何だかKawasaki旧車純正部品オンパレード状態になっていました。
Z750GPなので、630というメッサ太くて丁数も32という驚異的な重い鉄製のスプロケットが付いていました。AFAMさんのホームページでコンバートリストを調べてみると520チェーンを使用している場合、GPz400F、ZXR400のスプロケットがピッタリ。ハードアルマイトなら34丁もある。これはすごい!これなら5000回転で120キロは出るだろう・なんて考えながら、当時真夏の四国を110キロ6000回転でずっと走っていた事を思い出していました。

34丁も考えたけど、チェーンが余ったら最悪なので、ここは無難に36丁を注文する事にしました。
2008年1月28日。毎度お世話になっているGT商会さんでGPz400F用のスプロケを注文しました。
商品コード型番 = 01-656913:(\7,140):17403 36丁
商品名(数量) = AFAM ドリブンスプロケット 520-36丁 GPZ400F 83-85 x 1個
商品コード(単価)型番 = 999999:(\525):*
商品名(数量) = 配送料 x 1個
送料別金額合計(商品点数) = 7,140円:(1個)
支払合計 = 7,665円(うち消費税365円)

さて、流用改だから何が起こるかわからない。吉とでるか凶とでるか。いづれにしても楽しみでワクワクしていました。
2008年2月2日。いよいよスプロケットが到着しました。小さっ!軽っ!。本当に520の36丁ってモンキーのパーツかなと思うくらい小さいんですよ。明日は日曜日♪。これは楽しみぃ。
2008年2月3日。いよいよカスタムの日がやってきました。朝方バサーッ!といういやな音を聞きました。カーテンを開けると一面の銀世界。天も味方してくれんのか・・。とほぼあきらめムード。
マイガレージにも雪が積もっていました。姉歯建築だけに、ミシミシと言ってました。ポリカ一枚屋根ですからね。寒くて仕方が無かったです。
雪がカルビーのチップスみたいにシマシマで曲がってて面白かったですけどね。
「とうちゃーん!」

「おおぉ〜!始まったか〜!」

三重県ではあまり雪は降らないんですけど、さすがやっぱり子供ですね〜。元気!元気!
子供たちと雪合戦してはガレージに向かう。スプロケットのロックワッシャーを外しにかかる。メッサ錆びていた。ま・いいっかぁ〜。しかもボルトがメッサ硬い。インパクトドライバーの登場。ボルトまで錆びて真っ白になっている。
ガガガガガ!おぉ〜折れたらどうしよう・・。そればかり考えていました。割と綺麗なホイールだったけど、ボルトはね〜。水も入るか・・。確かゼファー400やZRX400のホイールはスプロケタワーにボルトが刺さっていた。しかし、Z750GPのホイールは、ボルトを外すと、ナットがぽろっと落ちるんですね。完全なセパレート・・。ぽろっと落ちるくらいだから穴との間にかなりの遊びもある。昔はこんなんだったんだな〜と、ひとり実感していました。
スプロケットを装着。予測どおり、ロックワッシャーを装着時にやっちゃいました。ガリガリ君〜ガリガリ君〜ガリガリ君〜!外す際に完全に倒しちゃうからこうなっちゃいます。10度ほど角度を残しておくとうまいこといくと言う事を知ったけど、もう遅いっ!。っていうか、マイナスドライバーとトンカチで行う事が間違っていますよね。
遠くから見たら解らないから、ま・いいっか〜。っていうより、ロックワッシャー磨かないの〜?ってたくさんの方からお電話頂戴いたしました(爆)。

私、こんなんですわ〜(汗!)
「とうちゃ〜ん!」

「まだやっているか〜!!寒ないんか〜!」

子供とは本当に元気です。
「とうちゃ〜ん!」

「兄ちゃんまで参戦か〜!!寒ないんか〜!」

「寒い〜・・うぅ」

兄ちゃんは寒さに弱いようです(爆)

ここで作業は中断。
そして夕方。いよいよ仮付けを。ホイールが届いてから半月ほど経っていたのでさすがに嬉しかったですね。
リアキャリパーサポートの幅が予想通り6ミリ程太いのでシャフトに入らない事が判明。

どこで削ってもらおうかと悩みました。
しばらく眺めていました。早く走らせたい。そればかり考えていました。
ノギスで計測の結果、キャリパーサポートのシャフト部の厚みは19ミリにするとちょうど入る事が解りました。あれれ?確かラパイドの大将はE3のサポートは4ミリ削ったと言ってましたが、19ミリだとすると7ミリ程削る事に?

あかんあかん!。もう脳みそ沸騰寸前。
もういちどしっかりとノギスできっちり測定する事にしました。
Z750GPのブレーキ側のカラーとGPz400Fのスイングアームとの間は何度も測ったけど19.0ミリでした。そしてZ550FXのリアキャリパーサポートのシャフト部の厚みは25.6ミリでした。つまり6.6ミリ削って19.0ミリにすると入る事が判明。
チェーン側の寸法ですが、カラーからスプロケット表面までの寸法を計測すると、Z750GPの方は22.3ミリ。Z400FX-E3の方は21.6ミリでした。0.7ミリの差なので、こちら側のカラーは削らないようにしました。
チェーンラインを確かめてみてもストレート。0.7ミリと1ミリも違わないからま・いいだろうと判断を。
キャリパーサポートだけ外して○○で削ってもらう事にしました(謎)。
2008年2月3日は本当に長い一日になりました。装着が楽しみぃ〜!。
2008年2月5日。削って頂きました。素晴らしい。寸法もピッタリ。
綺麗に仕上げていただきました。しかし、画像のとおり、あとほんの数ミリ削らなければならなかったとしたら根元よりも細くなるからアウトでした。ぎりぎりセーフ。
早速装着を。計測を繰り返したこと、正確に仕上げていただいた事もあって、寸分の狂いも無くすんなり入りました。
トルクロッドを取り付けて、いよいよブレーキホースの装着プロセスへ。Z400FX-E3のリアキャリパーはブレーキホース取り付け口が右上にあるのに対してZ550FXは左下にある。もちろんZ400FXのノーマルブレーキホースでは長さが足りない。ここでZ400FX純正よりも5センチ程長いZRX400純正のブレーキホースが手元にあったので廻してみるも、写真のようにまだ少し足りないんです。
ここで、以前セパハン装着時に付けていたフロント用のメッシュホースが手元にあったのでそれを廻してみると少し長いけど何とかいけそうな感じ。ラッキーでした。
そうしていよいよリアブレーキオイルの充填作業を開始。ここで昨年11月に大阪のやんさんが「まっちゃんな、これ使うとブレーキオイル簡単にエアー入れずに入れれるんやで」と作ってくれたペットボトル改ブレーキオイル交換セットの登場。
ホース毎交換だったので吸って吸って吸いまくりでやっとオイルが出てきました。この特注キットがなかったらオイル充填は出来なかっただろうな・・。

本当に苦手だったブレーキオイル交換も、ホイールを汚す事も無くエアーを入れる事も無く無事完了する事が出来ました。
そしてようやくメンテナンススタンドを外します。

シートを上からぎゅっと押してみる。沈む。(当たり前?)リアキャリパーサポートも前後にスムーズに動いている。

感動の一瞬ですね〜。
やっぱり長い。このリアブレーキホースの取り廻しはダサいなぁ。黒のスパイラル巻いて目立たないようにしよう(爆)。
いよいよ出かけました。リアだけ赤のホイールはなかなか面白い。
あとこのタイヤは5年以上は保管してあったと思う。最初の交差点でずるーっと滑って死にそうになりました。これはひと剥きするまで慎重に行かないとダメですね。

後ろから見た画像。ほんの少しだけどタイヤが太くなったように見えます。
いよいよ、調子に乗って走行開始。ジグザグ走行を繰り返してタイヤの表面をめくりました。そしてコーナーへ。今までと全く違う挙動をします。

サイズ的に110/90/18を120/90/18にしたので、ただでさえフロント過重がさらにフロント下がりになりかなりアンダー。
大げさな話かも知れないけどコーナリングの荷重位置が今までAの位置だったのが、Bの位置くらい前に来たような気がします。常にフロントタイヤに重心を置くような走りになりました。

あとリアタイヤが太くワイドになったので、クイックに寝ない。ま・このところは慣れかな。TT900GPの120/80/18にしてすこしリアを落ち着かせないとダメですね。
あとホイールがすごく重たくなったので(両方もってみるとかなり差がある)走っていてリアの重たさが解るという・・。それとタイヤの外径がひと回り大きくなったので、タコメーターが5000回転で時速110キロだったのが115キロは出ている・・。高速道路は楽だけど、加速がかったるく感じますネ。これはハイギアードになったからなのか、ホイールが重たくなったからなのかは解らない。

だからとて今回のカスタムがやってもた!という事は一切無くて、このリアハブより小さなスプロケットの、このE4ホイールの造形美に浸っていました。
カスタム前の写真を見てみると同じスプロケ歯数でリアハブが小さい事がわかります。と言う事はキャストホイールのスポークが短いんですね。
後日、気になっていたリアブレーキホースを下側に廻しなおしました。長さもピッタリになりました。いい感じです。さてさて、しかしこんなアンダーでは峠を攻める事は出来ないでしょう。4月の車検時にTT900GPにするかな。リアを下げるためにフロントのトップブリッジをノーマルに戻してフォークを3センチ突き出すことも考えられますが、さてさて、どうしようか・・。またラパイドの大将に相談ですね。
Z400FX TOPへ  NEXT STAGE

Copyright (C) 2006 MDS matsusaki denki sho-kai. All rights reserved.