2007年5月26日いよいよクラッチを交換する日がやってきました。TAKAさん、YASUさん、よしとさんと南伊勢、パールロードまで走りに行き、最後にラパイドさんでクラッチ交換というスケジュール・・。

写真は南伊勢、やんがやで昼食の写真。
土曜日なのにパールロードもすきすきで非常に気持ちよかったです。
この日は暑い日でした・・。パールロードでは油温が遂に100℃に到達。5月でこれだけ油温が上がることは今までになかっただけに驚きました。それか回し過ぎかも・・。ここでラパイドさんにお電話を。

「今からお伺いしようと思うのですけど・・。」
「いいですよ〜、お待ちしております。」
そしてパールロードを離れ、サニーロードを抜けて、いよいよラパイドさんに到着。

「大将ご無沙汰です。よろしくお願いします。」
「わかりました・・・。」

早速オイルを抜いて、速攻でクラッチカバーが外されていきました。何だかオイルの湯気が出ている様子・・・。
大将も思わず
「しかし・・これは熱すぎて仕事にならないですね〜。」
「す・すいません。」
お伺いする直前にちょっと回しすぎました・・気が利かないんだな・・反省。
ところで、ブレーキのパッドは、新品と交換前の違いが、減っているだけに目に見えてよく解るんですけど、クラッチの場合はそんなにも解らない事に気が付きました。フリクションプレートの方は減っているかな〜という感じですが、スチールプレートが写真のようにツルツルで鏡みたいになっています。クラッチ交換の際は、必ず双方換えないと意味がないと聞きます。何だか解るような気がしました。
あと、クラッチ滑りが顕著になってからも走り続けていたからかもしれないけど、ハウジングの内側にディスクの細かい破片がこびりついていました。このままだとヤバかったのかもしれません。
今回ラパイドの大将にお取り寄せ頂いたのはUSA・Barnett社のフリクションプレートと、スチールプレート、そして強化スプリングの3点。KZ550用だから少しは強いのかな。
パッケージを読むと、ハーレーのパーツも作っているメーカーの様です。詳しくは解りません(爆)
フリクションプレートを見てびっくり。減って先ほど外したZ400FX純正プレートの方が、溝が深かったりする。本当に大丈夫なのだろうかと不安になり、
「大将、このクラッチ盤の方が何だか溝もないし柔らかっぽくないですか?」
「そうですね〜。クラッチには、メタルディスクタイプと、そのようなアスベストタイプのものと2種類あるようですね。どちらがいいとは乗ってみないと解らないんだけど、その辺は研究されているはずですからいいでしょう。何と言っても550用ですし。」
「そうですね。」
持ってみると、ずいぶん純正のプレートよりも軽くてびっくりしました。
もっと驚いたのは、スプリング。この長さの違い。純正のものよりかなり長い事が解ります。
そして、何と言っても強度。純正の場合は写真のようにすると、指で簡単に縮まりますが、今回のバネは石のように硬い。

「ひょっとすると、クラッチレバーが相当重たくなるかもしれませんね。」

「そうですね・・。」
そして、各プレートは一枚一枚丁寧にセットされていきました。
最後に強化スプリングをボルトで締めていきます。ハウジングの中央に穴がありますが、これはゼファー400のハウジングだからです。Z400FX純正には穴はありません。ラックピニヨン式で外に引っ張るレバーが見えます。
いよいよクラッチカバーを装着。大将の手際の良さに感動していました。
いよいよ完成。

「大将、握ってみたんですけど、そんなに力が必要ではありませんね。」

「そうですね、松崎さんのFXはゼファーのクラッチカバーにしているからその分硬さが感じられないのかもしれません。純正のクラッチレリーズとブッシュロッドを押すタイプだと純正でも硬く感じますから相当力が必要になるかもしれませんね。」
実際に強化クラッチに変更して1.5倍くらいの握力が必要になります。走ってみて、当然ですが全く滑ることがなくなりました。パワーロスがなくなって非常にいい感じでコーナーを立ち上がるようになりました。

遂にクラッチまで交換してしまったか・・・。と、次は何なんだろうとそればかり考えていました。
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