久々のカスタム日記でございます。2006年12月10日。パンツとTシャツをリアフェンダーに押し込んで飯高道の駅までお風呂に入りに行こうと家を出ました。松阪インター手前のベルファームの前で「プチン!」という音とともにクラッチがプラ〜ン!と軽くなりました。2年半前にクラッチワイヤは新品に交換したはずなのに・・何でだ!せっかくお風呂に行くはずだったのに・と思いましたが、こうなるとラパイドさんにお電話を。
「大将、ご無沙汰です。」
「あーお久しぶりです。お・お元気でしたか・どうされました?」
「クラッチワイヤーが切れたんです。今からお伺いしてもいいですか。」
「ここまで来れますか?」
「何とか行きます!」
久々の故障にワクワクしました(何で?)
故障には慣れっこなので、ラパイドさんまで順調にノンストップでお伺いを。
「松崎さん、ワイヤー注文しましょうか?」
「大将、実はゼファー400のクラッチカバーに換えようと思うんです。」
「ほう・・。」
実は、以前、横浜の2310さんのFXを見たときに、これは何かな〜?と思うカバーが付いていました。2310さん曰く、クラッチは軽いし、もう5年ほどワイヤーは換えていないとか。次はこれしかないと、この際同じくゼファー400のクラッチカバーをつけることにしました。
そして、いつもの解体屋ジョージ君のお店に電話を。
「ジョージ君、毎度。」
「まっちゃんさん、今度は何っスか〜?」
「ゼファー400のクラッチカバーとか在庫ありますのん?」
「5つくらいあるけど、ついてるんで、外して頂けるっスか?」
「OK久保恵子。わかりました、すぐにお伺いします。」
こうして、ドナーからまたしてもクラッチユニットを抜くことになりました。
写真はZ400FXのもの。仕組みは、Z2やZRX1200のように、スプロケ側からプッシュロッドを押し、クラッチを切る仕組みになっています。
左がゼファー400を装着した今の写真。形が上下に大きくなったのと、オイル注入口場所が異なっていることが解ります。プッシュロッドを押すのではなく、レバーでクラッチユニットを外側へ引っ張るタイプになっています。
あと、クラッチカバー自体が2〜3センチ外側に膨らみます。今までゼファー400やGPz400F、そしてZ400GPのクラッチカバーに入る斜めのスジは一体何なのか疑問でした。付けてみると解ります。リアステップを踏む為の溝なんですよ。

さて、時間を見つけてはサンドペーパー→コンパウンド→マザーズで鏡面?加工されたクラッチカバー。美しくなったのですが、やっぱり一晩でくすみます(爆)SK−Uが必要だわ(大爆)
プッシュロッドを抜くわけですから、そこからオイルが漏れるはず。

なのに漏れていない。

これは不思議。

ラパイドの大将にその謎を聞いたら、クイックメンダーを使用しましたとの事。
プッシュロッドの穴を埋めた訳ではなくて、スプリングリングパッキンの内側の山を削って、そこにクイックメンダーを流して一晩置いておくと蓋になるとの事。

すっげ〜。
ということで私のプッシュロッドの穴は綺麗に塞いであります。

もっと綺麗にしたい、こだわりをもつ方は、プッシュロッドのないGPz400Fのカバーがさり気で、いいみたいですよ。

ご参考まで。
ゼファー400のクラッチワイヤは、Z400FXのものと異なり、ワイヤーの出だしが大きくカーブしています。この部分は鉄パイプになっていて、ワイヤーの摩擦抵抗を抑えています。この部分が利いているのか、クラッチユニットを引っ張る仕組みが利いているのかわからないけど、Z400FXのノーマル時よりも握る力は半分以下で、かつワイヤーだから微妙なタッチがGOODです。
今まで2年半、苦楽を共にしてきたZ400FXノーマルクラッチカバーとお別れを。あれだけ光っていたのに、売られるときは死んだ鶏のような色をしている。バイクとは生き物のようです。
クラッチ版と共に、ヤフオクで売りさばかれて行きました。ちなみにクラッチ版はゼファー400と同じ形をしていました。スプリングはZ400FXのものは色は塗っていなくて、ゼファー400の物は写真のように赤色で、手で縮めた感触はZ400FXのものよりもゼファー400のものの方が柔らかいです。理屈から言えば、柔らかい分、タッチが軽いと思います。私はZ400FXのスプリングのままにしました。
2007年1月のZ400FX。BEETフェンダーに変更しました。これだけでかなりの軽量化になるんですよ。
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