2005年12月。調子よく乗っていたのですけど外は冬・・。バイクをいじらない日を作る訳にもいかないし(何で?)ということでハーネスを張り替えることに。
東京出張の際、秋葉のガード下ラジオセンターにバイク用配線キットというのが売っていて、何が違うの?と聞いたら皮が耐熱だそう。
24本24色で4400円だったので買ってしまいました。
各コードの識別は色だったり印だったり様々。これならきっとうまくいくと確信しました。
カプラーもFXと同じものがありました。
ここラジオセンターには実際のハーネスを持っていって「おっちゃんこれある?」と気軽に聞いていきます。なくても広大な敷地に必ず見つかります。それ程、在庫の量は凄いんですよ。
張り替えてみると元の銅線が青く錆びて腐っている箇所があったこと、ハーネスを束ねているゴムテープも風化してパリパリ割れる始末・・。25年という歳月は思いのほか長いことに気がつきました。一本一本丁寧に張り替えていくと2週間くらいで終わります。テスターとサービスマニュアルは必須だけど、作業が終わると、この線が何と何を結ぶ線なのかよく理解できていい勉強になりました。自分のFXのもコネクタ周りで疲労骨折により皮が剥けていたことや、そこが何かの拍子にフレームに触れていることも解りました。
あと自分で張り替える場合、ハーネスとハーネスを接続する際に、家庭用電気工具のカシメ工具を使うと便利です。Z400FXの場合は、写真のように2本⇔1本という箇所がたくさん出てきます。リングの両方から銅線を指してカシメるのは少し邪道なつかい方かもしれないけど、引っ張ってもまず取れません。その上から収縮ゴムを入れてライターであぶります。
とにかくこの月はサービスマニュアルの電装路を見つめながら線一本一本を張り替えていました。
今までレトロ感を一番かもし出してた管ヒューズとも遂にお別れ。今まで何個飛ばしたんだろうか・・と思い出していました。板ヒューズボックスをヤフオクで落としました。板ヒューズにしたから飛びにくくなるということは無いと思います。見た目とか、交換しやすいとか、最寄のGSやカーショップで在庫が豊富というメリットはあります。ゼファー400の配線図を見ると、ヒューズは@ホーンAイグニッションBテールランプCヘッドライトDメインEアクセサリFターンシグナルリレーと7本も存在します。けれどもZ400FXは3本。構造上集約されているから切れやすく、原因も解りづらいんです。もちろん配線が腐っている場合は切れやすいです。写真を見る限りでは、耐水性、耐熱性にも問題はありそう・・。ガラス管ですしね。
実際に装着したところ。まあまあの出来栄えになりました。
そして綺麗に束ねられて、いよいよ完成へ。
ハーネスを張り替えてみて大きく変わったところは、@ライトが明るくなり、A始動性が良くなりました。そして何よりオルタネータで交流電流が作られ、レギュレータで電圧を安定し直流に変えなど、Bこの線が何をする線であると理解できたことが一番大きいです。

私のガレージに雪が積もりました。自作だけどなかなか丈夫。しかし、密閉されていないのでファンヒーターいるくらい寒い。しかし、バイクに乗れない間ハーネスを地道に張り替えることが出来て楽しかったです。
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