2005年5月吉日。横浜の2310さんから携帯に電話が入りました。

「まっちゃん、すごく程度のいいエンジンが入りましたよ!」

「マジですか!」

迷いもありましたけど、吹かすと煙が出る状態も心配だったので、迷わず購入することにしました。
そしてちょうどその頃、いつもの解体屋ジョージ君のお店で、錆びひとつ無いフロントフォークとダブルディスクも発見!

「ジョージ君!このフォーク、錆びひとつ無いではないですかぁ!売って〜!売ってぇ〜!

「いいっスよ〜!」
「ディスクとキャリパーもいい?」

「OKっス!」

今まで交換すること6本!換えては漏れて換えては漏れて・・。

遂にこの日がやってきたっ!という感じでした。
そしてヤフオクでワークスパフォーマンスのリアサスも18000円でゲット! もう勢いは止まりませんでした。

ダブルディスクが利くようにNISSINのマスター、メッシュホース、WPフロントフォークスプリング、ウエダトップブリッジ、KIJIMAスタビもゲットしました。
どうせ換えるなら劇的な変化を味わいたい。そう思うばかりでパーツを揃えていきました。
電装ではノロジーホットワイヤブラックスペシャル、そして非常に程度の良いZ000FX純正キャブもゲット!これだけのパーツが揃えば一気にお願いしたほうが得策という事で2005年6月5日ラパイドさんに一気にカスタムのお願いをしました。

「た・・たくさん揃いましたね〜!」
「大将すいません、よろしくお願いしますっ!」
「す・・少し時間がかかりますよ・・(汗)」
「全然、OK久保恵子ですっ!」
いよいよ、エンジンのオーバーホールがはじまりました。MSさんから近況報告を頂いたのでよく見に伺いました。2310さんから届いたエンジンは非常に程度が良くてびっくりしました。出したのは6月でしたが、恐らくは10月までかかるらしい。しかし、長くエンジンのオイル漏れやオイル上がりに泣かされていたのでこのくらい待つのは平気でした。
お互いのエンジンの程度のいいパーツをチョイスして使用するためエンジンも全てばらされていきました。改めて作業の大変さを実感しました。ふと、いままでいろんな所に走りに行ったことを思い出していました。
こうして今までのエンジンとニューエンジンを2基並べて見るとおしっこちびりそうでした。このようにバラかれても、どちらが今までのエンジンかすぐに解るほど今までのエンジンは傷んでいました。
もうこういった風景を見ることはないだろうと写真を撮りまくっていました。バラして行くと、今までのヘッドの方が程度が良かったり、ミッションも今までのほうが収まりが良かったり、いろいろと難題があったらしいんです。そんな難題もラパイドの大将のゴッドハンドで全てクリアしていきました。
もしもピアノが弾けたなら♪という歌がありましたが、もしもエンジンが組めたならと思いました。クランクケースもこうして見ると非常にコンパクトに見えました。
ウエダトップブリッジ、ダブルディスク、WPのフォークスプリングも装着されていきました。それよりも錆びの無いフォークに感激でした。もうオイルを拭かなくていいんだ・・なんて。
いよいよエンジンが載せられました。この年の夏は本当にわくわくした夏でした。どんな走りになるんだろうかとそればかり考えていました。
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